1月14日
投資被害について
ニューヨークダウ8ドル安、金融・財政支援継続期待が下支え
米国株式相場はまちまち
ダウ平均は8.22ドル安の31060.47ドル、ナスダックは56.52ポイント高の13128.95ポイントで取引を終了した。
下院がトランプ大統領の弾劾手続きに入り政局不安に寄り付き後下落した。12月消費者物価指数でインフレの急伸が見られず連邦準備制度理事会が長期にわたり大規模緩和を維持するとの見方が強まったほか、大規模財政支援への期待を受けた押し目からの買いが支えた。
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円90銭で引けた
米12月消費者物価指数がインフレ抑制を示したほか、好調な30年債入札結果を受けて利回りが低下したため、ドル売りが一時優勢となった。
ニューヨーク原油先物2月限は弱含み、原油2月限終値は52.91ドル、0.30ドル安
昨年2月以来の高値圏まで上昇が続いてきた反動で利益確定の売りが優勢となった。世界的に新型コロナウイルスの流行が収まる気配がまだ見られないことが圧迫要因だが、変異種の流行に悩まされていた英国の感染者数の伸びは年初のピークからやや落ち着きつつある。
今週にもバイデン新政権が新たな米景気対策案を発表する予定であることは支援要因。米国では新型肺炎の流行が続いており、外食産業を中心とした雇用が落ち込んでいることから、ワクチンが効果を発揮するまでの追加対策が待ち望まれている。
米エネルギー情報局が発表した週報では、製油所への原油投入量が一段と増加し、原油在庫の取り崩しにつながった。製油所稼働率は82.0%まで上昇し、昨年8月以来の高水準となった。春先からの需要拡大に備えて、石油製品の在庫積み増しが行われている。石油製品需要は日量1960万7000バレルと、前週の落ち込みから回復した。ジェット燃料需要が日量146万8000バレルと、コロナショック後の最高水準となったが、前年の水準を引き続き下回っている。
ニューヨーク金先物2月限は強含み、金2月限終値は1854.90ドル、10.70ドル高
米国債の利回り上昇が一服したことが支援要因になった。欧州各国の都市封鎖延長などを受けてドルが買い戻されたことが上値を抑える要因となったが、押し目は買われて堅調となった。