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1月26日

投資被害について

ニューヨークダウ36ドル安、大規模追加経済対策に不透明感くすぶる

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は36.98ドル安の30960.00ドル、ナスダックは92.93ポイント高の13635.99ポイントで取引を終了した。
バイデン大統領が提示した1.9兆ドルの追加経済対策の行方に不透明感がくすぶったほか、ワクチンの普及の遅れや欧米での入国規制強化で世界経済の見通しが悪化し寄り付きから下落した。ダウは一時大きく下げるが引けにかけては下げ幅を縮小。一方、ハイテクは堅調で、史上最高値を更新した。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円77銭で引けた

米12月シカゴ連銀全米活動指数の上昇を意識してドル買いが優勢となった。その後、1月ダラス連銀製造業活動指数が悪化したことや、ワクチン普及の遅れなどを懸念したドル売りが優勢となり、上値は抑制された。


ニューヨーク原油先物3月限は反発、原油3月限終値は52.77ドル、0.50ドル高

イラクが減産計画を明らかにしたことに加えて、リビアで給料の未払い問題から石油輸出港が閉鎖されて供給が停止したことで、供給懸念が浮上した。一方で世界的な新型コロナウイルス感染拡大の深刻化に対する懸念も根強く、ダウ平均株価や欧州株が軟調だったことで上値も抑えられた。

3月限は、アジアの時間帯の時間外取引では52ドル台前半で比較的小幅なもみ合いが続いていたが、欧州の時間帯に入ると、このレンジを上抜いて後半にこの日の高値となる52.88ドルを付けた。その後米国の時間帯に入ると急落して、中盤にこの日の安値となる51.82ドルを付けた。ただ後半は再び大きく戻して、52.70ドル台まで切り返した。ただ、欧州の時間帯に付けたこの日の高値には届かなかった。

エネルギー調査会社、リスタッド・エナジーによると、イラクは2020年の生産枠を超えた過剰生産の埋め合わせに、1~2月の原油生産量を日量360万バレルまで減産する計画だという。石油輸出国機構プラスの合意による同国の現在の生産枠は同386万バレルなので、同26万バレルのさらなる減産となる。

ロイター通信によると、リビアの石油施設警備隊は、同国の石油輸出港であるラスナヌフ、エスシダー、ハリガを閉鎖して石油の輸出停止した。従業員への給料の未払い問題が原因という。
同国は昨年8月の原油生産量は日量10万バレル未満だったが、12月には同120万バレルまで急回復していただけに、供給停止がどの程度続くが注目される。

インドネシアは25日、積み荷を海上で移し替える「瀬取り」の疑いで、同国の沿岸警備隊がカリマンタン島沖でイランとパナマの船籍の2隻の石油タンカーを拿捕したことを明らかにした。なお、これは今月初めにインドネシアの乗組員が多かった韓国船籍の石油タンカーをイランが拿捕したことに対する報復との見方も出ている。


ニューヨーク金先物2月限は伸び悩み、金2月限終値は1855.20ドル、1.00ドル安

押し目を買われる場面も見られたが、リスク回避のドル高が圧迫要因になった。バイデン米政権の景気刺激策について、一部議員が反対し、株安に振れたことからリスク回避の動きとなった。