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1月28日

投資被害について

ニューヨークダウ633ドル安、短期的な投機加速に警戒

米国株式相場は続落

ダウ平均は633.87ドル安の30303.17ドル、ナスダックは355.47ポイント安の13270.60ポイントで取引を終了した。
低調な企業決算を嫌気し寄り付き後下落した。短期の投機取引が加速し変動率が上昇すると金融状況への警戒感が広がり売りが加速。連邦準備制度理事会が連邦公開市場委員会で大規模の金融緩和据え置きを決定、パウエル議長が当面緩和策を解消する意向がないことを再確認し、金融状況は健全と確認したが下げ止まらず、引けにかけて下げ幅を拡大した。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円10銭で引けた

欧米株安やユーロ安に伴う安全逃避的なドル買いが優勢となった。この日開催の米連邦公開市場委員会で予想通りゼロ金利や量的緩和ガイダンスが据え置かれたことや、米連邦準備制度理事会のパウエル議長が目標達成にはまだほど遠いとの考えで、金融緩和政策を当面維持する姿勢を再表明し、出口戦略協議は時期尚早との見解を示したため、ドル買いはやや一服した。


ニューヨーク原油先物3月限は小幅高、原油3月限終値は52.85ドル、0.24ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫が減少し、昨年3月以来の低水準となったことが相場を押し上げた。製油所稼働率は81.7%と上昇が一巡したものの、原油生産量が日量1090万バレルまで減少したことや、原油輸入が同506万4000バレルまで減少したことが在庫の取り崩しにつながった。

ワクチン接種が行われているなかでも、新型コロナウイルスの流行が続いていることは重し。主要国で一日あたりの感染者数の拡大は一巡しているが、流行が沈静化に向かう兆候は限定的。世界最大の石油消費国であり、感染大国の米国では2回目のワクチン接種を受けた人々の割合が1.1%とまだ低水準にとどまっている。

米連邦公開市場委員会の声明文は目立った変更がなく、材料視されていない。パウエル米連邦準備制度理事会議長の会見に手がかりは乏しかったが、長期金利の上昇に言及はなく、金利上昇を容認する態度だったことはリスク資産にとっては重し。


ニューヨーク金先物2月限は弱含み、金2月限終値は1844.90ドル、6.00ドル安

リスク回避のドル高が圧迫要因になった。一方、米連邦公開市場委員会では現行の金融政策が維持された。パウエル米連邦準備制度理事会議長は高水準の緩和状態が非常に適切と述べた。