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2月4日

投資被害について

ニューヨークダウ36ドル高、経済対策への期待感が下支え

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は36.12ドル高の30723.60ドル、ナスダックは2.23ポイント安の13610.54で取引を終了した。
利益確定する売りが優勢となり寄り付き後、下落。その後、予想を上回ったADP雇用統計や米供給管理協会非製造業景況指数を受けて下げ止まった。追加経済対策の早期実現への根強い期待や新型コロナワクチンの普及加速を期待した買いにダウは上昇に転じるも終日上値の重い展開となった。ナスダック総合指数は史上最高値付近で伸び悩んだ。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円03銭で引けた

1月米ADP雇用統計は予想を上回ったことや、1月米供給管理協会非製造業景況指数が予想外に改善したことが好感された。バイデン米大統領が提示した大規模な追加経済対策が成立する可能性が高まったことも材料視されたようだ。


ニューヨーク原油先物3月限は続伸、原油3月限終値は55.69ドル、0.93ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で、原油在庫が一段と減少し昨年3月以来の低水準を更新したことが相場を押し上げた。米国の原油生産量が日量1090万バレルと低迷している一方で、製油所稼働率は上向いており、在庫の取り崩しが続いている。足元の石油製品需要は日量1852万8000バレルと引き続き低調だが、春先の需要期に向けたガソリン在庫の積み増しが続いていることが原油在庫の取り崩しを後押ししている。

石油輸出国機構プラスの減産も米国の在庫減少の背景。石油輸出国機構プラスの減産目標は日量720万バレルと引き続き大規模であるうえ、今月から始まるサウジアラビアの自主減産は需給をさらに引き締める見通し。3日の共同閣僚監視委員会で減産目標についての勧告は行われなかったが、主要産油国は2021年を通じて世界的な需給が引き締まると想定している。

新型コロナウイルスのワクチン接種が続けられているなかで、治験の結果が示すようにワクチンが効果を発揮し、年後半には世界経済が正常化を始めると期待されていることも支援要因。現在のペースで投与が行われると、米国は秋頃には集団免疫を獲得する見通し。


ニューヨーク金先物4月限は下げ渋り、金4月限終値は1835.10ドル、1.70ドル高

1月のユーロ圏の購買担当者景気指数改定値でサービス部門が45.4と前月の46.4から低下した。速報値の45.0から上方改定されたが、ロックダウンの再導入で厳しい状況が続き、ドル高に振れた。ただ米経済指標は改善し、景気回復期待から株高に振れたことが下支えになった。