2月5日
投資被害について
ニューヨークダウ332ドル高、労働市場の改善に期待高まる
米国株式相場は上昇
ダウ平均は332.26ドル高の31055.86ドル、ナスダックは167.20ポイント高の13777.74で取引を終了した。
週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の改善に期待が高まり寄り付きから上昇。追加経済対策が成立するとの期待も高く、景気敏感株を中心に買われ、終日堅調に推移。引けにかけては上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数は史上最高値を更新。
4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円56銭で引けた
米先週分新規失業保険申請件数が減少し、昨年11月来の低水準となったため、米雇用統計での雇用改善に期待が広がった。また、12月製造業受注や耐久財受注改定値は予想を上回っており、ドル買いが優勢となった。
ニューヨーク原油先物3月限は続伸、原油3月限終値は56.23ドル、0.54ドル高
年後半にかけて世界経済が新型コロナウイルスの流行を克服し、正常化に向かうと期待されていることが相場を押し上げた。ワクチン接種率の拡大によって米国では秋ごろに集団免疫を獲得する見通し。米国のワクチン接種率は10.65%まで上昇している。ただ、イスラエルの接種率は57%とかなりハイペースだが、今のところ感染者数はあまり抑制されていない。
石油輸出国機構プラスが大規模な減産で需要超過を維持し、世界的な過剰在庫を圧縮しようとしていることも支援要因。石油輸出国機構プラス全体の減産目標は日量720万バレル。今月から来月にかけてはサウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を行う。
ドルの戻りが鮮明となっていることは、ドル建てで取引されるコモディティの上値を抑えた。ドルインデックスは昨年12月以来の高値をつけており、年初までの下げが巻き戻されている。
ニューヨーク金先物4月限は大幅下落、金4月限終値は1791.20ドル、43.90ドル安
ドル高が続いたことが圧迫要因になった。米新規失業保険申請件数は2週連続で減少した。1月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が増加に転じる見通しとなっており、ユーロ圏の景気減速に対して米経済の回復からドルが買われやすい。