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2月12日

投資被害について

ニューヨークダウ7ドル安、金融・財政支援期待に底堅い

米国株式相場はまちまち

ダウ平均は7.10ドル安の31430.70ドル、ナスダックは53.24ポイント高の14025.77で取引を終了した。
新規失業保険申請者数が予想を上回ったものの、減少基調にあることが確認され、寄り付き後、上昇。史上最高値付近では引き続き景気敏感株を中心に利益確定の売りも強く、さらに、原油価格の下落を警戒した売りに上値が抑制された。ただ、米連邦準備制度理事会の金融緩和や追加経済対策成立期待も根強く、下値も限定的となった。ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新して終了。

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円74銭で引けた

米先週分新規失業保険申請件数が予想を上回り申請減少ペースの遅さに失望しドル売りが一時強まった。その後、低調な30年債入札やバイデン政権が大規模な追加経済対策を実施し回復ペースが加速するとの期待を受け米国債相場が軟化。利回り上昇に伴うドル買いが再燃した。


ニューヨーク原油先物3月限は反落、原油3月限終値は58.24ドル、0.44ドル安

国際エネルギー機関や石油輸出国機構が発表した月報で、慎重な需要見通しが示されたことが利益確定の売りを誘った。新型コロナウイルスの流行が続いていることや変異種の発生もあって、2021年の需要回復が想定よりも鈍いという。

石油輸出国機構は2021年1-3月期の需要見通しを従来の日量9417万バレルから同9322万バレルまで下方修正した。ただ、4-6月期以降は上方修正されており、2021年通年の需要見通しは日量9605万バレルに引き上げられている。従来の想定は同9591万バレル。

石油輸出国機構月報によると、経済協力開発機構加盟国の商業在庫は昨年12月にかけて一段と減少。前月比3930万バレル減の30億6800万バレルとなった。過去5年平均を1億4340万バレル上回っているものの、取り崩しが続いている。


ニューヨーク金先物4月限は反落、金4月限終値は1826.80ドル、15.90ドル安

米新規失業保険申請件数で労働市場の回復の遅れが示され、景気刺激策に対する期待感が支援要因となったが、株高が一服すると、戻りを売られた。ニューヨーク市場でドル安も一服し、金の圧迫要因になった。