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2月25日

投資被害について

ニューヨークダウ424ドル高、景気回復期待が後押し

米国株式市場は上昇

ダウ平均は424.51ドル高の31961.86ドル、ナスダックは132.77ポイント高の13597.96で取引を終了した。
長期金利上昇の警戒感に寄り付き後、下落した。米連邦準備制度理事会のパウエル議長が上院議会での証言に続き下院議会証言でも長期にわたり金融緩和を維持する方針を繰り返したほか、食品医薬品局スタッフが製薬会社ジョンソン・エンド・ジョンソン開発の新型コロナワクチンの緊急使用許可を支持する報告書を発表、近く緊急使用が承認されるとの期待も景気回復期待につながり、主要株式指数はプラスに転じた。ダウは引けにかけて上昇幅を拡大、史上最高値を更新して終了。

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円84銭で引けた

1月米新築住宅販売件数が予想を上回ったほか、米製薬会社ジョンソン・アンド・ジョンソンのワクチン緊急使用が近く承認される可能性が強まり、普及ペース加速で景気回復の期待が高まり、ドル買いが強まった。その後、米連邦準備制度理事会のパウエル議長は下院金融委員会証言で「引き続き経済が米連邦準備制度理事会の目標を達成するには時間がかかる」との考えを繰り返したため、ドル買いはやや後退した。


ニューヨーク原油先物4月限は大幅高、原油4月限終値は63.22ドル、1.55ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で、米テキサス州を寒波が襲ったことを背景に原油生産量や製油所稼働率が大きく落ち込んだことから供給不安が高まった。新型コロナウイルスが流行しているなかでも石油需要は回復しつつあるが、米政権交代による需要見通しの不透明感から完全な復旧を目指した投資が手控えられ、一時的な減少にとどまらないとの警戒感も強い。

米エネルギー情報局週報で米原油生産量は前週比で日量110万バレル減の同970万バレル、製油所稼働率は前週の83.1%から68.6%まで急低下した。米原油生産量はコロナショック後の最低水準に並んでおり、さらに減少するとみられている。石油製品需要は日量1868万8000バレルまで減少したが、寒波による影響は限定的。

石油輸出国機構プラスが段階的な増産を検討していると伝わったことは重し。来週の産油国会合では4月以降の減産目標の縮小が協議される見通し。石油輸出国機構関係筋は4月から日量50万バレル増産することが可能であるとの認識を示している。


ニューヨーク金先物4月限は弱含み、金4月限終値は1797.90ドル、8.00ドル安

ワクチン絡みのうわさでポンドが買われ、ドル安となったが、ドル安が一服すると、米国債の利回り上昇が金の圧迫要因になった。米10年債利回りは1.41%まで上昇した。一方、米株価は追加経済対策に対する期待感などを受けて急伸した。ドル安が再開し、金は安値から戻した。