投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

2月26日

投資被害について

ニューヨークダウ559ドル安、長期金利の急上昇を警戒

米国株式市場は大幅下落

ダウ平均は559.85ドル安の31402.01ドル、ナスダックは478.54ポイント安の13119.43で取引を終了した。
金利上昇への警戒感がくすぶり寄り付き後、下落した。週次新規失業保険申請件数が市場の予想以上に減少したほか、追加経済対策や新型コロナワクチンの普及による景気回復への期待が下支えとなったものの、7年債入札の結果が不振で長期金利が急上昇したため警戒感が増し引けにかけて下落幅を拡大。特に割高感が意識されやすいハイテク株を中心に売りが加速し、ナスダック総合指数指数は一時、約4%下落した。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円24銭で引けた

この日発表された1月米耐久財受注速報値は予想を上回ったことや、先週分新規失業保険申請件数の減少を受けたドル買いが観測された。米7年国債入札が低調な結果となり、米国債利回りは急伸したことから、ドル買いに拍車がかかった。その後、株安を警戒したリスク回避の円買いが優勢となった。


ニューヨーク原油先物4月限は小幅高、原油4月限終値は63.53ドル、0.31ドル高

寒波を背景とした米国の供給減がやや長引くと想定されているほか、新型コロナウイルスの流行が落ち着きつつあるなかで需要が回復を続ける見通しであることが相場を押し上げた。米テキサス州では原油生産の復旧は比較的容易である一方で、製油所の再稼働には時間を必要とするとみられている。

米国のワクチン接種率は20.02%まで上昇。1回目の投与が13.6%、2回目が6.2%となっている。昨年末の接種開始から約2ヶ月であり、現状のペースならば当局が指摘するように秋頃には集団免疫が獲得できる見通し。米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発している新型コロナウイルスのワクチンについて、米食品医薬品局がまもなく緊急使用許可を承認する見通しであることも景気回復期待を高めた。米ファイザーが開発したワクチンと異なり、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは1回接種型であるうえ、冷蔵保存が可能で医療機関の負担が軽い。

4月以降は石油輸出国機構プラスが減産目標を縮小し、増産すると伝わっていることは上値を抑えた。主要産油国は来週の4日の会合で4月からの生産量について協議し、変更を加える見通し。


ニューヨーク金先物4月限は続落、金4月限終値は1775.40ドル、22.50ドル安

米国債の利回り上昇や株安・ドル高が圧迫要因になった。米カンザスシティー地区連銀総裁や米セントルイス地区連銀総裁が米10年債利回り上昇は妥当との見方を示し、対応の必要はないとした。米10年債利回りは一時1.614%まで上昇した。