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3月4日

投資被害について

ニューヨークダウ121ドル安、長期金利上昇を警戒

米国株式市場は続落

ダウ平均は121.43ドル安の31270.09ドル、ナスダックは361.03ポイント安の12997.75で取引を終了した。
テキサス州などがパンデミック対策の全規制を解除すると発表したほか、バイデン政権がワクチンが5月末までに全国民に十分な量が確保できると発表し従来の予定から2カ月前倒しされたことで回復期待が強まり寄り付き後、ダウは堅調に推移した。しかし、2月ADP雇用統計や2月米供給管理協会非製造業景況指数が予想を下回ったほか、特に金利の上昇に敏感なハイテク株の売りに一段と拍車がかかると引けにかけ下落に転じた。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円02銭で引けた

米長期債利回りの上昇に伴うドル買いが強まったのち、2月ADP雇用統計や2月米供給管理協会非製造業景況指数が予想を下回り、ドル買いは一時後退したが、米連邦準備制度理事会が公表した米地区連銀経済報告で、全米の経済活動がほとんどの地区で緩やかに拡大したことが明らかになり、ドルは底堅く推移した。


ニューヨーク原油先物4月限は大幅反発、原油4月限終値は61.28ドル、1.53ドル高

石油輸出国機構プラスが現在の協調減産の規模を4月も維持することを検討していると伝わったほか、共同閣僚監視委員会では4日の全体会合を控え、生産量の調節に関する勧告なく終了した。これまでの報道からは日量50万バレルの増産が想定されていた。ただ、サウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を4月も継続するかどうかは不明。

米エネルギー情報局が発表した週報で、製油所稼働率が56.0%まで一段と低下したことは供給懸念を高めた。製油所稼働率は1990年に統計が開始されてからの最低水準を更新している。2月後半に米国のエネルギー産業の中心地であるテキサス州が寒波に見舞われたことが背景。

ただ、製油所の原油消費量が落ち込んでいることから、米エネルギー情報局週報で原油在庫は急増している。寒波による減産が一巡し、米原油生産量は前週比で日量30万バレル増の同1000万バレルまで回復。


ニューヨーク金先物4月限は反落、金4月限終値は1715.80ドル、17.80ドル安

予想以下の米経済指標を受けてドル高に振れたことが圧迫要因になった。一方、米国債の利回りは景気回復期待を受けて上昇した。追加経済対策への期待感が強い。