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3月5日

投資被害について

ニューヨークダウ345ドル安、米連邦準備制度理事会議長の発言に失望

米国株式市場は続落

ダウ平均は345.95ドル安の30924.14ドル、ナスダックは274.28ポイント安の12723.47で取引を終了した。
追加経済対策の速やかな成立期待に加え予想を小幅下回った先週分新規失業保険申請件数を受けて寄り付き後堅調に推移。しかし、米連邦準備制度理事会のパウエル議長がインタビューで、市場で思惑が広がっていた長期金利の上昇を抑制する措置を講じる可能性を示唆しなかったため長期金利が再び急伸したことが警戒感につながり下落に転じた。引けにかけて下げ幅を拡大。

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円96銭で引けた

先週分新規失業保険申請件数が小幅予想を下回ったほか、米連邦準備制度理事会のパウエル議長がインタビューで、長期金利の上昇抑制策を講じる可能性について特に示唆しなかったため、10年債利回りが急伸したことに伴いドル買いが加速。


ニューヨーク原油先物4月限は大幅続伸、原油4月限終値は63.83ドル、2.55ドル高

石油輸出国機構プラスが現行の減産目標をほぼ維持することを決定したほか、サウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を継続すると表明したことが背景。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は自主減産の終了を急がないとしており、これを段階的に撤回する時期について「いつでも、都合の良い時に」と述べている。

アブドルアジズ・エネルギー相は「石油市場は回復してきたが、需要回復見通しは引き続き不透明」であると述べた。ロシアの石油輸出国機構プラスの代表であるノバク副首相は「世界の石油市場はパンデミックから完全に回復していない」との認識を示した。

ただ、今回の協議でロシアは日量13万バレル、カザフスタンは同2万バレルの増産が認められた。国内需要を満たすためであるという。


ニューヨーク金先物4月限は続落、金4月限終値は1700.70ドル、15.10ドル安

米連邦準備制度理事会のパウエル議長は、米連邦準備制度理事会の「政策スタンスは適切」とした。最近の米債利回りの急上昇については「注目に値し、留意している」としつつも、米連邦準備制度理事会による介入が必要とも考えていないとした。米株価は急落、米国債の利回りが上昇し、リスク回避のドル高となった。