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3月10日

投資被害について

ニューヨークダウ30ドル高、長期金利低下でハイテクが持ち直す

米国株式市場は上昇

ダウ平均は30.30ドル高の31832.74ドル、ナスダックは464.66ポイント高の13073.82で取引を終了した。
経済協力開発機構が2021年世界、米国経済の成長見通しを引き上げたほか、1.9兆ドル規模の追加経済対策案が数日中に成立する見込みとなったため期待感から寄り付き後、上昇。懸念されていた3年債入札も好調な結果となり米国債相場が堅調に推移し、長期金利の上昇が一段落したためハイテクも持ち直し、終日堅調に推移した。ダウは連日で日中取引で史上最高値を更新。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円49銭で引けた

この日行われた3年債入札は好調な結果に終わったことから、米国債利回りの低下に伴いリスク選好的なドル買いは後退した。原油先物の下落も意識されたようだ。


ニューヨーク原油先物4月限は続落、原油4月限終値は64.01ドル、1.04ドル安

上昇が続いた反動で利益確定の売りが優勢だった。世界的な過剰在庫の減少見通しを背景とした買いが一服している。世界経済が新型コロナウイルスの流行を乗り越えようとしているなかで石油需要は回復している一方、石油輸出国機構プラスは供給制限をほとんど緩めておらず需給はひっ迫気味だが、フーシ派によるサウジ攻撃で急伸した反動もあって売りに傾いている。

米エネルギー情報局が発表した月報で、2021年の米原油生産見通しが日量1115万バレルに上方修正されたことは重し。従来は日量1102万バレルだった。寒波の影響で今年1-3月期は下方修正されたが、4-6月期から10-12月期にかけては上方修正されている。ただ、2020年から2021年にかけて米原油生産量が減少するとの見通しに変化はない。昨年の米原油生産量は日量1131万バレル。

一方、米エネルギー情報局月報では、2021年の米需要見通しは従来の日量1943万バレルから同1953万バレルまで引き上げられている。2022年の需要見通しは日量2053万バレルと、コロナ後の回復が続くと想定されている。


ニューヨーク金先物4月限は反発、金4月限終値は1716.90ドル、38.90ドル高

米国債の利回り上昇が一服し、ドル安・株高となったことが支援要因になった。米下院は追加経済対策法案の採決を10日に実施すると発表した。またパシフィック・インベストメント・マネジメント幹部は、インフレ高進観測を背景とした最近の米債券売りは行き過ぎの可能性があるとの見方を示した。