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3月11日

投資被害について

ニューヨークダウ464ドル高、インフレ抑制や追加経済対策が下支え

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は464.28ドル高の32297.02ドル、ナスダックは4.99ポイント安の13068.83で取引を終了した。
2月の消費者物価指数がインフレの抑制を示したため脅威が後退し寄り付き後、上昇した。10年債入札が冴えず、長期金利が下げ止まるとナスダック総合指数は上げ幅を縮小し下落に転じた。一方、下院が1.9兆ドルの追加経済対策法案を可決し早期成立の目処が立つと回復期待に景気循環株に買いが広がり、引けにかけて、ダウは上げ幅を拡大し史上最高値を更新し引けた。

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円39銭で引けた

米連邦準備制度理事会がインフレ指標として注目している2月消費者物価指数コアは、予想外に低下したためインフレ進行への警戒感は後退し、長期金利の低下に伴うドル売りが優勢となった。ただ、10年債入札の低調な結果や米議会下院が1.9兆ドル規模の追加経済対策案を可決し、法案が成立する見込みとなったことや米国株高を意識して、ドル売りは一段落した。


ニューヨーク原油先物4月限は反発、原油4月限終値は64.44ドル、0.43ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で、原油在庫が一段と増加した一方、石油製品の在庫取り崩しが続いていることが相場を押し上げた。

寒波に見舞われた米テキサス州の製油所稼働率は前回の56.0%で底打ちし、今回は69.0%まで持ち直したが、回復途上にあることから原油が従来のように消費されておらず、石油製品が十分に供給されていない。季節的な要因もあってガソリン需要は日量872万6000バレルまで上向いている。

ただ、製油所の復旧が遅れている一方で、米原油生産量は前週比で日量90万バレル増の同1090万バレルまで回復した。寒波による減少を帳消しにしており、米原油在庫を押し上げた。寒波前にかけて取り崩しが続いていた原油在庫は昨年12月以来の水準まで増加している。


ニューヨーク金先物4月限は小幅高、金4月限終値は1721.80ドル、4.90ドル高

中長期で米国債の利回り上昇が懸念されたことに上値を抑えられたが、予想以下の米消費者物価指数コア指数や米10年債入札後の利回り低下を受けて堅調となった。コア指数は前月比0.1%上昇と事前予想の0.2%上昇を下回った。