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3月12日

投資被害について

ニューヨークダウ188ドル高、追加経済対策法案成立を好感

米国株式市場は上昇

ダウ平均は188.57ドル高の32485.59ドル、ナスダックは329.84ポイント高の13398.67で取引を終了した。
週次の新規失業保険申請件数が減少したほか、1月JOLT求人件数も予想外に増加するなど良好な雇用関連指標を好感し寄り付き後、上昇。その後、バイデン大統領が1.9兆ドル規模の追加経済対策法案に署名し成立すると回復期待が強まり、上げ幅を拡大した。長期金利動向の混乱も鎮静化したためハイテク株の買いも再燃。ダウは連日史上最高値を更新し引けた。

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円50銭で引けた

米先週分新規失業保険申請件数が前回から予想以上に減少したことを好感し、ドル買いが優勢となった。その後、対欧州通貨での動きに連れたドル売りに反落。


ニューヨーク原油先物4月限は大幅続伸、原油4月限終値は66.02ドル、1.58ドル高

世界経済がコロナ危機を乗り越えて正常化に向かっているなかで、石油需要の回復が見通される一方、石油輸出国機構プラスが供給制限を続ける構えであることが相場を引き続き押し上げている。世界最大の石油消費国である米国では2回目のワクチン接種を終えた人々の割合が10%を超えた。1回接種の割合は19.3%。一日あたりのワクチン接種は約223万人とさらにペースが上がっている。

ただ、米国や英国で新型コロナウイルスの流行が収まりつつある一方で、欧州連合では感染の抑制に苦慮している国がある。イタリアでは一日あたりの感染者数が上向いている。

米長期債利回りの上昇一服で、米株式市場が堅調さを取り戻し、リスク選好的なドル安が息を吹き返しつつあることもリスク資産の一角である原油の支援要因。主要国の中銀の金融緩和によって、当面は過剰流動性相場が続くとみられている。

石油輸出国機構は月報で今年1-3月期と4-6月期の需要見通しを下方修正した。7-9月期と10-12月期は上方修正され、通年の需要見通しは日量9627万バレルと従来の9605万バレルから引き上げられているが、足元の需要回復は鈍いとみられている。


ニューヨーク金先物4月限は伸び悩み、金4月限終値は1722.60ドル、0.80ドル高

米10年債入札後の利回り低下によるドル安が支援要因になった。ただ欧州中央銀行理事会で債券の買い入れ拡大が決定されると、ドル安が一服し、金の上値を抑える要因になった。一方、米30年債入札後はドル安が再開したが、金の反応は限られた。