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3月25日

投資被害について

ニューヨークダウ3ドル安、ハイテク株の売りに押される

米国株式市場は続落

ダウ平均は3.09ドル安の32420.06ドル、ナスダックは265.81ポイント安の12961.89で取引を終了した。
ドイツが復活祭前後のロックダウン強化計画を撤回し欧州の回復遅延への懸念が後退したほか、原油価格の上昇が好感され寄り付き後、上昇した。パウエル米連邦準備制度理事会議長やイエレン財務長官が上院証言で、景気回復には依然支援が必要との見方を示しダウは上げ幅を拡大。しかし、イエレン長官がバイデン政権の増税計画を再確認したほか民主党内で保守寄り議員が増税計画支持を表明すると、引けにかけて、下落に転じた。ハイテク株から景気循環株への移行が続き、ナスダック総合指数は終日軟調推移。

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円73銭で引けた

対欧州通貨での動きに連れたドル買いが優勢となったが、米連邦準備制度理事会のパウエル議長が議会証言でインフレの上昇が一時的にとどまるとの考えを繰り返したため、ドル買いは一服した。


ニューヨーク原油先物5月限は大幅反発、原油5月限終値は61.18ドル、3.42ドル高

世界的な物流の要であるスエズ運河で超大型のコンテナ船が座礁し、他の船舶の航行ができなくなっていることから供給懸念が高まった。調査会社ケプラーによると20隻以上のタンカーが行く手を塞がれている。少なくとも7隻のLNG船も足止めされているもよう。

欧州やインドなどで新型コロナウイルスが再流行しており、インドで新たな変異種が見つかったことは重し。世界第3位の石油消費国であるインドでは感染者数の増加に伴い、死者数がまた増え始めている。インドでは一日に約230万回のワクチン接種が行われており、米国に引けを取らないが、人口の違いもあって接種率は依然として低水準にとどまっている。

米エネルギー情報局が発表した週報で、原油や石油製品の在庫が増加したことも圧迫要因。製油所稼働率は81.6%まで上昇し、米テキサス州が寒波に見舞われる前の水準に戻し原油消費量は拡大しているものの、原油生産量が日量1100万バレルまで増加していることもあって原油在庫は引き続き積み上がった。石油製品の在庫取り崩しは一巡している。


ニューヨーク金先物4月限は反発、金4月限終値は1733.20ドル、8.10ドル高

香港とマカオがビオンテック製の新型コロナウイルスワクチンの接種を一時的に停止し、先行き懸念が出た。一方、米インテルは他社向けに半導体を製造するファウンドリー事業に乗り出す計画を明らかにした。またバイデン大統領が数兆ドル規模のインフラ投資計画を発表するとし、リスク回避の動きは一服した。