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3月30日

投資被害について

ニューヨークダウ98ドル高、経済活動の再開期待が下支え

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は98.49ドル高の33171.37ドル、ナスダックは79.08ポイント安の13059.65で取引を終了した。
投資会社による強制的なポジション解消取引関連の報道を受け、金融システム混乱懸念に寄り付き後、下落した。米国内大手金融各社が同社が顧客ではない、あるいは、関連取引による影響が「軽微」であることを明らかにすると警戒感が後退。さらに、バイデン大統領による3兆ドル規模のインフラ計画の詳細発表を今週控えているほか、政権が4月19日までにワクチン接種対象をさらに拡大する計画を発表すると経済活動再開への期待を受けた買いに、ダウは上昇に転じた。引けにかけ、上げ幅を拡大し史上最高値を更新して終了。一方、長期金利の上昇が重しとなり、ハイテク株は弱く、ナスダック総合指数は終日軟調に推移した。

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円83銭で引けた

米3月ダラス連銀製造業活動指数が予想に反して上昇したこと、バイデン政権は4月19日までに全成人の90%にワクチン接種対象を拡大したため、経済活動の再開が一段と加速し、景気回復を支援するとの期待で長期金利が上昇。リスク選好的なドル買いが観測された。


ニューヨーク原油先物5月限は続伸、原油5月限終値は61.56ドル、0.59ドル高

今週の産油国会合を控えて、前回の会合と同様に石油輸出国機構プラスが減産目標をほぼ据え置くことをロシアが想定していると伝わったことが相場を支持した。新型コロナウイルスが根強く流行しているなかで、4月に続き5月も増産が見送られるもよう。ただ、季節的な需要増加に合わせて、ロシアは再び小幅な増産を望んでいるという。

スエズ運河の座礁船「エバーギブン」が完全に岸から離れ、正常な航行が再開する目処が立ったことは一時的に相場を圧迫したが、売りは続かなかった。待機していた船舶の往来はすでに再開している。ただ、渋滞が解消されるまでには3日程度必要になる可能性もあるという。

米国で新型コロナウイルスのワクチン接種ペースがさらに加速していることは、景気回復期待や石油需要の回復見通しを強めた。7日平均で1日あたりの投与回数は約276万回となっている。


ニューヨーク金先物6月限は反落、金6月限終値は1714.60ドル、20.10ドル安

米国債の利回り上昇やドル高が圧迫要因になった。米株価はブロック取引の影響で下落する場面も見られたが、影響は限られるとの見方から押し目を買われた。バイデン米大統領が31日にインフラ投資計画を発表するとし、景気回復期待が金の圧迫要因になった。