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4月8日

投資被害について

ニューヨークダウ16ドル高、金融・財政刺激策が下支え

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は16.02ドル高の33446.26ドル、ナスダックは9.54ポイント安の13688.84で取引を終了した。
バイデン大統領の米国雇用計画を巡る演説を控え、回復期待に寄り付き後、上昇した。ただ、高値付近からは利益確定売りも根強く、上値を抑制。連邦準備制度理事会が公表した3月分の連邦公開市場委員会議事要旨を受け、早期の緩和策縮小観測が後退したことが下支えとなりダウは小幅高で引けた。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円79銭で引けた

米2月貿易赤字が過去最大となり、米連邦公開市場委員会会合の議事要旨はハト派的な方針を示すとの思惑でドル売りが優勢となった。議事要旨は想定の範囲内であり、ドルは戻りの鈍い展開となった。


ニューヨーク原油先物5月限は強含み、原油5月限終値は59.77ドル、0.44ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で製油所稼働率が84.0%まで高まり、景気が回復している米国の石油需要が高まる兆候があることが相場を押し上げた。米製油所稼働率はコロナショックで石油需要が急激に落ち込んだ昨年3月以来の高水準を更新した。米原油生産量が前週比で日量20万バレル減の同1090万バレルと、原油高のなかでも引き続き伸び悩んでいることも支援要因。

ただ、米エネルギー情報局週報で原油在庫は取り崩されたものの、石油製品の在庫は増加した。前回、石油製品需要は日量2031万3000バレルと節目の同2000万バレルを上回ったが、今回は同1923万6000バレルまで減少した。

カナダで新型コロナウイルスの流行が急速に悪化していることは重し。隣国の米国が感染拡大に巻き込まれるリスクが高まっているが、米国のワクチン接種ペースが早いこともあってか、今のところ米国の感染者数の伸びはあまり加速していない。

イラン核合意の復活に向けて関係各国が積極的に協議を行っていることは圧迫要因。今週は6日に続き、9日にも協議が行われる予定となっており、米国が対イラン制裁を解除した場合の需給悪化が警戒されている。ただ、実質的な進展は今のところ伝わっていない。


ニューヨーク金先物6月限は伸び悩み、金6月限終値は1741.60ドル、1.40ドル安

欧州の景気回復期待からユーロが買い戻される場面も見られたが、ワクチン接種の遅れなどからドル高に転じ、金の戻りは売られた。米連邦公開市場委員会議事要旨では先行き不透明感が示された。