4月13日
投資被害について
ニューヨークダウ55ドル安、インフレ上昇を警戒
米国株式市場は反落
ダウ平均は55.20ドル安の33745.40ドル、ナスダックは50.19ポイント安の13850.00で取引を終了した。
史上最高値付近で利益確定の売りが続き、寄り付き後、下落した。インフレの上昇を警戒した売りも目だち、終日軟調に推移。
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円40銭で引けた
対欧州通貨でのドル売りが優勢となったのち、長期債利回りは下げ渋ったことから、リスク回避的なドル売りはやや縮小した。
ニューヨーク原油先物5月限は反発、原油5月限終値は59.70ドル、0.38ドル高
中東情勢をめぐる緊迫感が相場を押し上げた。イエメンの武装勢力であるフーシ派がサウジアラビアに対して再び攻撃を行ったほか、イスラエルがイランの核開発施設を攻撃したとしてイランは報復を宣言している。
サウジアラビアの被害は伝わっておらず、石油供給に障害は発生していない。ただ、イラン中部ナタンズの原子力施設の攻撃についてイランはイスラエルのほか、米国が関与したと非難しており、核開発合意の復活に不透明感が強まった。イラン核開発合意に米国が戻らない限り、米国の対イラン制裁は続く見通し。
米国で新型コロナウイルスのワクチン接種ペースが一段と加速し、経済活動の正常化時期が早まる見通しであることも支援要因。米国のワクチン接種ペースは7日移動平均線で一日あたり約320万回。あと3ヶ月で人口の75%の完全接種が完了する見通し。
ニューヨーク金先物6月限は続落、金6月限終値は1732.70ドル、12.10ドル安
インフレに対する警戒感や米中関係の悪化を受けてリスク回避の動きとなった。ただ米連邦準備制度理事会の低金利継続の見方からドル高は一服したが、13日の米消費者物価指数の発表を控えて手じまい売りが出た。一方、米10年債入札結果は最高落札利回りが発行日前利回りを若干上回った。