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4月14日

投資被害について

ニューヨークダウ68ドル安、速やかな景気回復期待が後退

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は68.13ドル安の33677.27ドル、ナスダックは146.10ポイント高の13996.10で取引を終了した。
予想を上回った3月消費者物価指数を受けインフレへの懸念が強まったほか、当局がジョンソン・エンド・ジョンソン製造の新型コロナワクチン接種中断を勧告したため、経済活動の再開が滞り回復が抑制されるとの懸念が広がり寄り付き後、下落した。長期金利の低下を受けてハイテクが強く、下値を支えた。その後、原油価格の上昇や政府が全国民への供給に十分なワクチンを確保していることを明らかにすると、警戒感が後退。引けにかけて下げ幅を縮小した。

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円05銭で引けた

予想を上回った米3月消費者物価指数を受け、一時ドル買いが強まったのち、米当局がジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチン接種を中断するよう勧告したため、ワクチン普及混乱が経済活動の再開に支障をきたすとの懸念が広がったことが要因。30年債入札が好調な結果となったことから、長期金利の低下に伴うドル売りも観測された。


ニューヨーク原油先物5月限は続伸、原油5月限終値は60.18ドル、0.48ドル高

3月の中国貿易統計が強く、コロナショックを経て世界第2位の石油消費国である中国の景気回復が加速しているとみられることが相場を押し上げた。拡大を続ける中国の石油需要は米国にさらに迫る見通し。

石油輸出国機構が月報で2021年の需要見通しを従来の日量9627万バレルから同9646万バレルまで上方修正したことも支援要因。ただ、石油輸出国機構は今年4-6月期の需要見通しについては日量9561万バレルから同9509万バレルまで下方修正しており、目先の需要回復ペースについては慎重だった。

米疾病対策センターと米食品医薬品局が米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、血栓の報告を受けて接種を一時中断するよう呼びかけたことは重し。米国のワクチン接種ペースは一日あたり340万回近くまで加速しているが、目先は鈍化する可能性がある。


ニューヨーク金先物6月限は反発、金6月限終値は1747.60ドル、14.90ドル高

時間外取引では、3月の米消費者物価指数の発表を控えるなか、ドル堅調、米長期金利の小幅高を背景に小安く推移。
日中取引は、3月の米消費者物価指数が事前予想を上回る上昇を示したが、ドルが反落、米10年債の利回り低下から買いが優勢となり、地合いを引き締めた。前日の高値1746.2ドルを上抜き、1750ドルに接近する上昇となった。1750ドルが抵抗線になったが、中盤から後半も堅調に推移し、前日の下げ幅を上回る上昇で引けた。9、12日とも取組高が減少しており、13日も買い戻し主導の戻りとなった商状。米消費者物価指数は事前予想より強い数字だった、9日に発表になった3月の米国の生産者物価指数ほどの強いインパクトがなく、ドルが軟化したことで金は買い戻しが先行もよう。