4月20日
投資被害について
ニューヨークダウ123ドル安、利益確定の売り先行
米国株式市場は反落
ダウ平均は123.04ドル安の34077.63ドル、ナスダックは137.58ポイント安の13914.77で取引を終了した。
史上最高値付近から利益確定売りが優勢となり、寄り付き後、下落。バイデン大統領が2.3兆ドル規模のインフラ法案を巡り合意に向けた交渉に応じる姿勢を示すと下げ止まったが戻りは限定的で、終日、軟調推移となった。
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円18銭で引けた
株安に連れたリスク回避の円買いや、対欧州通貨でのドル売りに押された。
ニューヨーク原油先物6月限はやや強含み、原油6月限終値は63.43ドル、0.24ドル高
米国の需給改善期待が相場を支えた。新型コロナウイルスのワクチン接種が拡大していることから、7月頃には米経済活動が正常化し需要がさらに回復していく見通し。今週の米週間石油在庫統計で、在庫の引き締まりが期待されている。
ただ、世界第3位の石油消費国であるインドで新型コロナウイルスが爆発的に再流行しており、都市封鎖によって需要が下振れすることは重し。18日のインドの新規感染者数は28万人を超え、30万人の大台に迫っている。
2016年に国交を断絶したサウジアラビアとイランが関係修復を目指して協議したと伝わっていることは重し。英フィナンシャル・ タイムズが当局者の話として伝えた。協議は今月9日にイラクのバグダッドで行われた。犬猿の仲である両国が和解すると中東のリスクプレミアムが低減する見通し。
ニューヨーク金先物6月限は反落、金6月限終値は1770.60ドル、9.60ドル安
ドル安が支援要因になったが、日中取引で利食い売りが出て反落した。米連邦準備制度理事会の低金利継続見通しが支援要因だが、米国の景気回復期待も強く、高値での買いは続かなかった。