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4月30日

投資被害について

ニューヨークダウ239ドル高、強い回復期待

米国株式市場は反発

ダウ平均は239.98ドル高の34060.36ドル、ナスダックは31.52ポイント高の14082.55で取引を終了した。
連邦準備制度理事会が連邦公開市場委員会で景気判断を引き上げたほか、第1四半期国内総生産が大幅な伸びを示したため、寄り付き後、上昇。冴えない雇用関連指標やバイデン大統領が就任後初めての上下両院合同会議演説で提示した大幅増税への懸念に一時下落に転じる局面もあった。しかし、本年の回復期待を受けた買いも根強く、終日堅調推移を維持。引けにかけては上げ幅を拡大した。主要ハイテク企業の好決算も下支えとなった。

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円91銭で引けた

バイデン大統領が明らかにしたインフラ整備の米雇用計画などに加えて、ニューヨーク市は7月からパンデミック対応規制を全て撤廃すると発表するなど、経済活動再開を受けた景気回復期待を受けてドル買いが優勢となった。ただ、先週分新規失業保険申請件数は予想をやや上回ったほか、米1-3月期国内総生産速報値も予想ほど伸びが拡大しなかったため、ドル上昇は限定的だった。


ニューヨーク原油先物6月限は続伸、原油6月限終値は65.01ドル、1.15ドル高

主要国における石油需要の回復期待が相場を押し上げた。新型コロナウイルスのワクチン接種で経済活動が正常化に向かっている米国では、新規失業保険申請件数が低下し雇用環境の改善が鮮明となっており、ガソリン需要のさらなる拡大が期待されている。1-3月期の米国内総生産速報値が市場予想並みの大幅な伸びとなったことも需要回復見通しを後押し。また、米国は穀物の作付時期に入っており、ディーゼル燃料の需要が上振れする公算であることも支援要因。

米モデルナが新型コロナウイルスのワクチン生産能力を増強すると発表したことは、世界経済の正常化期待を高めた。来年の供給量は最大30億回分とし、従来の供給見通しを倍以上に引き上げた。ワクチン接種が一巡する米国から世界に向けて供給が拡大する予定。

一方で、インドで新型コロナウイルスの流行が一段と悪化していることや、ブラジルの感染者数が高止まりしていることは懸念要因。主要国は経済正常化への道筋が見えつつある一方、新興国は流行抑制に苦慮している。


ニューヨーク金先物6月限は弱含み、金6月限終値は1768.30ドル、5.60ドル安

第1四半期の米実質国内総生産速報値は、年率換算で前期比6.4%増加し、2003年第3四半期以降で2番目の高成長となった。米国の景気回復期待から金の戻りは売られて軟調となった。