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5月14日

投資被害について

ニューヨークダウ433ドル高、インフレへの脅威が緩和

米国株式市場は反発

ダウ平均は433.79ドル高の34021.45ドル、ナスダックは93.31ポイント高の13124.99で取引を終了した。
週次新規失業保険申請件数の予想以上の減少を好感し、雇用や景気の回復期待を受けた買いが再燃し、寄り付き後、上昇した。4月消費者物価指数に続き生産者物価指数も物価上昇圧力を示す結果となったもののインフレへの脅威がいくらか緩和し、長期金利も低下したたこともハイテク株中心に相場の下支えとなった。米疾病対策センターがワクチン接種完了後のマスク着用の必要はないとの決定を発表すると、経済活動の再開ペースの加速を期待し、上昇幅を一段と拡大。

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円47銭で引けた

米4月生産者物価指数は前月比では予想を上回ったものの、全体の伸び率は3月実績を下回ったことから、インフレ進行への警戒感が緩和し、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物6月限は大幅反落、原油6月限終値は63.82ドル、2.26ドル安

サイバー攻撃を受けて供給が止まっていた米石油パイプライン大手のコロニアル・パイプラインの稼働が再開されたことで、米南東部を中心に懸念されていた需給ひっ迫が解消されるとの見方で大きく崩れる展開となった。またインドでの新型コロナウィルス感染者の死者数が2日連続で4000人を超えたと報じられたことも弱気に拍車をかけた。

6月限はアジアの時間帯の時間外取引から軟調な展開となり、午前の65ドル台後半から午後には65ドル台前半まで下落。欧州の時間帯に入ると65ドル台を割り込んだ。欧州の時間帯後半から米国の時間帯前半にはいったん64ドル台で下げ止まりの気配を見せたが、米国の時間帯後半にはそれも割り込み、安値は63.09ドルまであった。しかしその後は63ドル台後半まで戻している。

米石油パイプライン大手のコロニアル・パイプラインは7日、サイバー攻撃により、日量250万バレルの石油製品の供給を停止していたが、この日一部の供給が再開された。
バイデン米大統領はサイバー攻撃に関して、噂されているロシア政府の関与はないとして、供給はすぐに完全な状態に戻らないものの、今週末から来週にかけて地域ごとに正常化するとの見方を示した。
なお、米ブルームバーグ通信は、この件に関して、東欧を拠点とするハッカーに約500万ドルの「身代金」を追跡困難な暗号資産で支払われたと報じている。

新型コロナウィルスの変異株が猛威を振るっているインドだが、保健省の発表では連日で死者数が4000人を超えた。一方感染者数はこのところ4日連続で40万人を下回っているという。 なお世界保健機関はインドの変異株への警戒度を引き上げており、また欧州連合の欧州委員会は加盟各国に対して、インドからの渡航制限を強化するよう要請している。


ニューヨーク金先物6月限は下げ渋り、金6月限終値は1824.00ドル、1.20ドル高

4月の米生産者物価指数は前年比6.2%上昇し、前月の4.2%から加速した。米新規失業保険申請件数も強い内容となったが、インフレは一時的との見方から米国債の利回り上昇が一服し、金の押し目は買われた。