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5月18日

投資被害について

ニューヨークダウ54ドル安、根強いインフレ懸念におされる

米国株式市場は反落

ダウ平均は54.34ドル安の34327.79ドル、ナスダックは50.93ポイント安の13379.05で取引を終了した。
インフレ高進への警戒感が根強く、寄り付き後、下落した。長期金利の上昇で終日軟調に推移。連邦準備制度理事会のクラリダ副議長が緩和縮小協議は時期尚早であるとの考えを再表明すると、引けにかけて下げ幅を縮小した。

17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円24銭で引けた

5月米ニューヨーク連銀製造業景気指数は予想を上回ったため、一時ドル買いが優勢となったが、クラリダ米連邦準備制度理事会副議長が「緩和縮小を協議するのは時期尚早」との考えを伝えたことから、ドル買いは後退した。


ニューヨーク原油先物6月限は続伸、原油6月限終値は66.27ドル、0.90ドル高

新型コロナウイルスのワクチン接種が拡大する欧州や米国の経済活動が正常化に向かっており、石油需要が上向く見通しであることが相場を支援した。夏場の旅行シーズンに向けてガソリン消費が上向くだけでなく、ジェット燃料需要が回復すると期待されている。月末31日には米国のドライブシーズンが本格化する目処であるメモリアルデーの祝日を迎える。

米エネルギー情報局が発表した掘削生産性報告で、主要7地域の6月のシェールオイル生産量が日量773万3000バレルと見通されていることは支援要因。昨年のコロナショック後、原油価格は回復しているものの、米原油生産量は低迷している。

ただ、インドや日本などでワクチン接種が遅れている国でコロナの流行が続いていることは需要回復見通しを限定している。インドの一回目の接種率は10.4%、日本は3.5%とまだ低水準で推移。米国の47.3%や英国の54.9%と比較して遅れは明らか。


ニューヨーク金先物6月限は続伸、金6月限終値は1867.60ドル、29.50ドル高

米国債の利回りの落ち着きや日中取引のドル安を受けて堅調となった。中国の鉱工業生産や小売売上高が事前予想を下回った。5月のニューヨーク連銀製造業業況指数は前月から低下したが、支払価格指数が過去最高となった。市場では米連邦準備制度理事会が物価上昇をどこまで容認するのか見極めようとする動きが出ている。