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5月19日

投資被害について

ニューヨークダウ267ドル安、予想下回った4月住宅着工件数に失望

米国株式市場は続落

ダウ平均は267.13ドル安の34060.66ドル、ナスダックは75.41ポイント安の13303.64で取引を終了した。
小売りの好決算を好感し、寄り付き後、上昇した。その後、米4月住宅着工件数が予想を下回ったほか、イエレン財務長官が演説で、バイデン大統領が提示しているインフラ計画を実施するため法人税制に改革が必要と増税を推進したため回復に警戒感が広がり、下落に転じた。根強いインフレ懸念や利益確定と見られる売りにおされ引けにかけてさらに下げ幅を拡大。

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円89銭で引けた

予想を下回った米4月住宅着工件数を受けて長期金利が低下したため、ドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物6月限は反落、原油6月限終値は65.49ドル、0.78ドル安

前日の騰勢を引き継ぎ戻り高値を更新したものの、イラン核合意に対する米国の復帰協議を巡り進展が一両日中に発表されるという複数の観測が流れたことで、その高値から大きく崩れる展開となった。また20日に6月限が納会を迎えるため、高値更新後に利食い売りが先行したことも圧迫要因となった。ダウ平均株価が下落したこともセンチメントを弱気にした。

6月限はアジアの時間帯から欧州の時間帯前半の時間外取引では、これまでの騰勢を引き継ぎ戻り高値を更新して高値は67.01ドルまであったが、欧州の時間帯後半から米国の時間帯前半にかけて高値から3ドル近く急落した。安値は64.11ドルまであったが、後半はV字型の切り返しとなり、65ドル台半ばまで値を戻した。イラン核合意の進展を巡る乱高下の様相となった。

この日英国放送協会ペルシャは、イラン核合意を巡る協議に進展があったことを示唆して、19日までにこのことに関して重要な発表があるだろうと報じた。
また、ロシアのミハイル・ウラヤノフ国連特使は、これに関して「大きく進展したものの、まだ未解決の問題も残っている」とツイートした。

7日にハッカー攻撃を受けて稼働が停止し、15日に稼働が再開したばかりの米コロニアルパイプラインだが、この日通信システムが一時的にダウンして油送業者がアクセスできない状態になった。ただすでに復旧していることが報じられている。


ニューヨーク金先物6月限は上げ渋り、金6月限終値は1868.00ドル、0.40ドル高

米長期金利の落ち着きなどを背景にドル安に振れたことが支援要因になった。また来月の欧州中央銀行理事会でパンデミック緊急購入プログラムの購入ペースの減速が示唆されるとの見方からユーロ高に振れたことも支援要因になった。ただインフレ懸念からリスク選好の動きが一服すると、利食い売りが出て上げ一服となった。