投資被害について | 先物取引、スカイプレミアム、フリッチクエスト、投資被害、排出権、CO2

5月20日

投資被害について

ニューヨークダウ164ドル安、暗号資産相場の急落や緩和縮小の可能性を警戒

米国株式市場は続落

ダウ平均は164.62ドル安の33896.04ドル、ナスダックは3.9ポイント安の13299.74で取引を終了した。
暗号資産相場の急落を警戒し、寄り付き後、下落した。しかし、アトランタ連銀のボスティック総裁が「暗号通貨にシステミックリスクはない」とするなど、金融市場における暗号資産の割合が限られているとの見方が広がり、下げ幅を縮小。連邦準備制度理事会が公表した4月開催の連邦公開市場委員会議事要旨で、もし、経済の速やかな成長が継続した場合、大規模緩和を見直す可能性も示唆したため緩和縮小の可能性を警戒した売りに戻りも限定的となった。

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円22銭で引けた

暗号通貨相場急落や株安を警戒してリスク回避の円買いが優勢となった。その後、米連邦公開市場委員会議事要旨で、複数の参加者が、「経済が急回復した際には資産購入ペースの調整に向けた議論を始めるのが適切」と指摘したことが判明し、金融緩和縮小の思惑を受けてドル買いが再燃した。


ニューヨーク原油先物6月限は大幅続落、原油6月限終値は63.36ドル、2.13ドル安

トランプ前政権が離脱したことで崩壊したイラン核合意の再建に向けて、イランと米国の交渉が大詰めを迎えていると伝わっていることから、米国がイランに対する原油制裁を解除し、イランが増産する可能性が警戒された。欧州連合やロシアの高官は合意が視野に入っているとの認識を示している。制裁解除によってイランは日量200万バレル近くの増産が可能とみられている。

インドや日本のほか、タイやベトナム、台湾などアジアで、新型コロナウイルスの流行が拡大していることも重し。インドの感染爆発は5月上旬でピークアウトしたが、日々の感染者数は25万人超で推移している。インドのワクチン接種ペースが一段と鈍化していることは懸念要因。

米連邦準備制度理事会が引き締めを開始する可能性も意識された。米連邦公開市場委員会議事録では、一部の参加者が経済の急回復が続くならば資産購入の縮小をいずれ協議することになるとの認識を示した。

米エネルギー情報局の週報を手がかりとした動意は限定的。米コロニアル・パイプラインが停止した期間だったことから、注目度は低かった。ただ、ガソリン需要は日量922万4000バレルと堅調だった。昨年3月以来の高水準を記録している。


ニューヨーク金先物6月限は強含み、金6月限終値は1881.50ドル、13.50ドル高

ビットコインが急落するなか、ドル安を受けて金に押し目買いが入った。ただ米連邦公開市場委員会議事要旨で、一部のメンバーから、経済の急速な進展が継続すればテーパリングを巡る討議を開始することが適切になるとの見方が示され、ドル高に転じたことから上げ一服となった。