5月25日
投資被害について
ニューヨークダウ186ドル高、ビットコイン反発で投資家心理が改善
米国株式市場は上昇
ダウ平均は186.14ドル高の34393.98ドル、ナスダックは190.18ポイント高の13661.17で取引を終了した。
ビットコインを始めとする暗号資産が買い戻されていることで投資家心理が改善、寄り付き後、上昇。新型コロナワクチンの接種加速で経済活動の正常化が一段と進むとの期待から、景気敏感株が買われた。長期金利が一時、1.6%を下回るなど落ち着いて推移していることはハイテク株の買いを誘い、ダウ・ナスダックともに終日堅調に推移した。
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円76銭で引けた
米10年債利回りが一時1.59%台まで低下し、ドル売りが先行した。米・4月シカゴ連銀全米活動指数の低下には目立った反応はみられなかった。
ニューヨーク原油先物7月限は続伸、原油7月限終値は66.05ドル、2.47ドル高
イラン核合意の再建が成し遂げられ、イランの供給が回復するとしても、年後半にかけてコロナ後の景気回復が続き、石油市場は需要超過のまま推移すると期待されている。イランは国際原子力機関の核査察受け入れの取り決めについて1ヶ月延長することで合意し、核合意の再建協議のための時間的猶予が確保された。
ブルームバーグの調査によると、世界的なコロナワクチンの接種ペースは7日移動平均で約2900万回程度で推移しており、引き続き加速する傾向にある。世界人口の75%に対する接種が完了するまで、あと11ヶ月かかる見通し。
一方で、ブリンケン米国務長官はイランが核合意を遵守する構えがあるのか不明であると述べ、合意成立が危惧されたことも上昇の背景。本日からのウィーンでの協議再開を前に米国がイランをけん制した格好。核合意の再建交渉は大詰めを迎えているものの、成立をまだ確信できない市場参加者は多い。
ニューヨーク金先物6月限は小幅高、金6月限終値は1884.50ドル、7.80ドル高
欧州中央銀行のラガルド総裁が、パンデミック緊急購入プログラムの縮小について討議するのは時期尚早との考えを示し、長期金利の落ち着きが金の支援要因になった。ただ今後発表されるインフレ関連の経済指標が待たれ、買い一巡後の上値は限られた。