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5月26日

投資被害について

ニューヨークダウ81ドル安、最高値圏では売り圧力も

米国株式市場は反落

ダウ平均は81.52ドル安の34312.46ドル、ナスダックは3.99ポイント安の13657.18で取引を終了した。
新型コロナワクチンの普及による経済活動の正常化への期待から寄り付き後、上昇。経済再開で恩恵を受ける銘柄や、長期金利が1.6%を下回って推移していることを受け、ハイテク株にも買いが入った。ただ、取引開始後に発表された5月の消費者信頼感指数と4月の新築住宅販売件数が市場予想を下回ると買いの勢いは鈍った。ダウは高値圏では利益確定の売りも出やすく、ナスダックは前日の終値近辺でもみ合う展開となった。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円77銭で引けた

米国の住宅価格指数の上振れを受けて長期金利が上昇し、ドル買いが先行。その後、4月新築住宅販売件数や5月消費者信頼感指数の下振れ、2年債入札の順調な結果を受けて長期金利が低下し、ドル売りに転じた。


ニューヨーク原油先物7月限はもみ合い、原油7月限終値は66.07ドル、0.02ドル高

イラン核合意の修復協議がウィーンで再開しているなか、模様眺めムードが強まった。米国とイランの直接協議はまだ実現していないが、英独仏中露と欧州連合の代表による交渉が大詰めを迎えており、早ければ今月中にも修復協議が完了し、米国は対イラン制裁を緩和する見通し。

関係各国は来月18日のイラン大統領選までに協議を成し遂げようとしている。現職のロウハニ大統領が任期満了を迎えるイラン大統領選では7人の立候補が認められ、最高指導者ハメネイ師に近いとされる保守強硬派のライシ司法府代表が有力候補との報道がある。保守穏健派も立候補を認められたが、少数派のもよう。

米国の制裁解除によるイランの増産は需給改善見通しを後退させるものの、コロナショックを経て世界の石油需要は上向いており、供給過多に傾くとはみられていない。イランが制裁前の生産量回復を目指し、日量150万バレル程度増産するとしても回復する需要が吸収する見通し。来週月曜日の米メモリアルデーはドライブシーズンが本格化する目処とされている。


ニューヨーク金先物6月限は続伸、金6月限終値は1898.00ドル、13.50ドル高

時間外取引では、欧州時間の取引序盤から買い優勢となったが、ニューヨーク市場での取引開始前に上げ幅を削り、小安くなった。日中取引は、5月のコンファレンスボード米消費者信頼感指数や、4月の米新築住宅販売件数など、複数の米経済指標が事前予想を下回る弱気の数字となり、米国債の利回りが一段と低下、ドル安警戒を受けて急速に地合いを引き締め、プラスサイドに浮上した。
前半でいったん上げ幅を縮小したが、中盤でユーロ・ドルが上昇し、約4カ月半ぶりのユーロ高、ドル安となり、ドル安ムードとなると一段高となった。後半から終盤の取引は利食い売りを吸収し、2ケタ高を維持した。期近6月限から期近8月限への限月移行が活発化し、出来高が膨らんだ。8月限は終値で1900ドルを維持して引けた。