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6月3日

投資被害について

ニューヨークダウ25ドル高、投機的売買の勢い再燃

米国株式市場は小幅上昇

ダウ平均は25.07ドル高の34,600.38ドル、ナスダックは19.85ポイント高の13,756.33で取引を終了した。
雇用統計をはじめとする雇用関連指標の発表を週後半に控え、様子見姿勢が強い中でも、経済活動の正常化への期待は根強く、寄り付き後、上昇した。高値にあるダウは警戒感から上値が重い。足元で株価上昇が続いていた景気敏感株を中心に利益確定の売りも強く、マイナス圏に沈む場面もあった。ナスダックはは終日方向感に欠ける展開となったが、引けにかけて下げ幅を縮小し、上昇に転じた。

2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円56銭で引けた

長期金利の低下に伴いドル売りが優勢となった。米連邦準備制度理事会が公表した地区連銀経済報告で、4月初旬から5月後半にかけての全米地区経済は緩やかなペースで拡大したことが明らかになり、幾分楽観的な見方が示されたほか、物価圧力の上昇にも言及されたが、サプライズはなく、上値の重い展開となった。


ニューヨーク原油先物7月限は続伸、原油7月限終値は68.83ドル、1.11ドル高

コロナ禍を経て主要国経済が正常化に向かっており、石油需要がさらに回復する見通しであることが相場を押し上げた。石油輸出国機構プラスの増産以上に需要が増加し、需要超過が続くと期待されている。北半球が夏場の需要期に入っていることも支援要因。世界最大の石油消費国である米国はドライブシーズン入りしており、米エネルギー情報局の週報などでガソリン需要が上振れしやすい時期となっている。

世界第3位の石油消費国であるインドは先月にかけて新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大に見舞われていたが、5月初めから感染者数の伸びはピークアウトを続けている。一時40万人に達した新規感染者数は13万人程度まで減少している。一日あたりの死者数の増加も一巡した。

イラン核合意の修復協議は来週10日まで休会に入ると伝わっており、交渉の遅れが警戒されている。ただ、関係筋によれば18日のイラン大統領選までには妥結に至るもよう。


ニューヨーク金先物8月限はやや強含み、金8月限終値は1909.90ドル、4.90ドル高

ドル安一服が上値を抑える要因になったが、ユーロ経済の見通し改善を受けてドル安が再開した。市場では、来週の欧州中央銀行理事会でパンデミック緊急購入プログラムによる債券購入ペースの減速を発表するとの見方が出ている。