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6月9日

投資被害について

ニューヨークダウ30ドル安、ハイテク株が下支え

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は30.42ドル安の34599.82ドル、ナスダックは43.19ポイント高の13924.91で取引を終了した。
5月消費者物価指数の発表を控え、様子見姿勢が強い中、方向感の欠く一日となった。ダウは高値を警戒する売りに押されたほか、長期金利の低下が金融株の重石に。午後に入り、プラスに転じる場面もあったが、前日の終値近辺でもみ合い、結局小幅に下落した。一方、ハイテク株にとっては長期金利の低下は追い風となり、ナスダックはおおむねプラス圏での推移。ハイテク株が相場を下支えした。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円49銭で引けた

米財務省の3年債入札を控えて10年債利回りが一時1.51%台に下げ、ドル売りが先行。その後、4月JOLT求人件数の過去最高更新を受けてドル買いが盛り返した。


ニューヨーク原油先物7月限は強含み、原油7月限終値は70.05ドル、0.82ドル高

米エネルギー情報局がこの日の月報で、ニューヨーク原油、ブレント原油の今年の年間平均価格を前回より前者を5%、後者を4.7%上方修正したことで、米国の時間帯に騰勢を強めることになった。またブリンケン米国務長官が米上院委員会の公聴会で、米国がイラン核合意に復帰した場合も数百に上る対イラン制裁は維持されると述べたことで、早急なイラン産原油の供給増加はないとの見方も支援材料となった。
米国の時間帯後半に高値を抜けて売り方の踏み上げ相場の様相となり上げ幅を拡大した。なおニューヨーク原油が期近ベースで70ドル台を維持して引けるのは2018年10月以来となる。

7月限はアジアの時間帯の午前の時間外取引で69ドル台を割り込み、欧州の時間帯にかけて68ドル台後半で軟調なもみ合いとなった。米国の時間帯に入ると、69ドル台前半までもみ合い上限を上げた形で乱高下したが、後半にその高値を抜けると一気に70.00ドル台まで急伸する展開となった。高値は後半に付けた70.27ドル。

米エネルギー情報局は月報である短期エネルギー見通しで、ニューヨーク原油の今年の予想平均価格を61.85ドルとして、前月から5%、ブレント原油を65.19ドルとして、前月から4.7%それぞれ上方修正した。
また米国の4~9月のガソリンの予想平均小売価格をガロン当たり2.92ドルとして、前年同期の2.07ドルを大きく上回った。

ブリンケン米国務長官はこの日の米上院委員会の公聴会の席上、米国がイラン核合意に復帰した場合でも前政権が導入した制裁を含む数百に上る対イラン制裁は維持されると述べた。


ニューヨーク金先物8月限は小幅安、金8月限終値は1894.40ドル、4.40ドル安

米貿易収支が発表されたが、予想の範囲内でドルの反応は限られた。米消費者物価指数の発表が待たれ、ドル安が一服するなか、金は手じまい売りなどが出て上げ一服となった。