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6月22日

投資被害について

ニューヨークダウ586ドル高、成長期待が再燃

米国株式市場は反発

ダウ平均は586.89ドル高の33876.97ドル、ナスダックは111.10ポイント高の14141.48で取引を終了した。
原油高や成長期待が再燃し、寄り付き後、上昇した。景気循環株に再び買いが向かい終日堅調に推移。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が経済の強さが金融政策を修正するにはまだ不十分であるとの見解を示すと引けにかけて、上げ幅を拡大した。10年債利回りが依然1.5%割れで安定しているためハイテク株も買われた。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円32銭で引けた

ブラード米セントルイス連銀総裁やカプラン米ダラス連銀総裁のタカ派発言を受けて、長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。


ニューヨーク原油先物8月限は続伸、原油8月限終値は73.12ドル、1.83ドル高

目標とされていたイラン大統領選までにイラン核合意の修復協議が終了せず、関係各国は新たなイラン大統領と協議せざるを得なくなったことから、米国の対イラン制裁の解除やイランの増産時期が不透明となった。新たなイラン大統領であるライシ師が反米強硬派であり、米国の制裁対象となっていることから協議は難航するとみられている。イラン核合意の修復協議は一旦休止となっており、再開時期は未定。

イランの早期増産が期待しづらくなった一方、主要国の需要が夏場にかけて一段と回復する見通しであることは引き続き相場を押し上げた。夏季休暇シーズンに入り人々の移動が増加し、石油需要が上向く見通し。米国や欧州では新型コロナウイルスのワクチン接種が拡大しており、経済活動は正常化に向かっている。

先週の米連邦公開市場委員会で早期利上げ観測が高まったことは過剰流動性相場の終焉を連想させており、原油市場にとっても圧迫要因だが、リスク資産の代表格である米株式市場と比較して原油価格はあまり重くなっていない。米金融当局者が認識するように米経済の回復は明らかであり、経済活動の復旧とともに石油需要は上向いていく見通しで、金融引き締めだけを警戒するような雰囲気は乏しい。


ニューヨーク金先物8月限は小幅高、金8月限終値は1782.90ドル、13.90ドル高

米金融当局者のタカ派発言が続いたが、米株式に押し目買いが入ると、リスク選好のドル安となり、金も堅調に推移した。一方、ラガルド欧州中央銀行総裁はユーロ圏の経済回復について前向きな見方を示したが、欧州中央銀行は良好な資金調達状況を維持すると表明した。