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6月23日

投資被害について

ニューヨークダウ68ドル高、パウエル連邦準備制度理事会議長がハト派姿勢を再表明

米国株式市場は続伸

ダウ平均は68.61ドル高の33945.58ドル、ナスダックは111.79ポイント高の14253.27で取引を終了した。
連邦準備制度理事会のパウエル議長が下院特別小委員会証言で、タカ派色を強めるとの警戒感に寄り付き後、下落した。質疑応答において、議長が労働市場の回復は程遠く、実際のインフレが上昇するまで、先制的な利上げを回避する慎重な姿勢を繰り返したため上昇に転じた。緩和策の長期化期待を受けた買いが再燃し、引けにかけ堅調に推移。長期金利の低下で、ハイテク株も買われ、ナスダック総合指数は終値で史上最高値を更新した。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円68銭で引けた

予想を上回った経済指標やパウエル米連邦準備制度理事会議長が下院での証言で幾分タカ派に転じる可能性を警戒しドル買いが優勢となった。その後、議長が証言での質疑応答で、引き続きインフレの上昇が一時的で失業率が高すぎるため、先制した利上げを行わない慎重な姿勢を再確認し、早期の金融引き締め観測は後退、米長期金利の低下でドル売りが再燃した。


ニューヨーク原油先物8月限は弱含み、原油8月限終値は72.85ドル、0.27ドル安

石油輸出国機構プラスが8月以降も段階的に減産目標を縮小し、増産を続ける見通しであることが上値を抑えた。ロイター通信が関係筋の話として増産の可能性が高いと伝えている。プラス石油輸出国機構の閣僚会合は来週1日に行われる。

4月の会合で石油輸出国機構プラスは5~7月にかけて合計で日量210万バレル増産することを決定しているものの、8月以降の生産量についてはまだ協議が行われていない。
ただ、新型コロナウイルスの流行を克服し主要国経済が正常化に向かっていることから、石油需要は回復を続ける見通しであり、石油輸出国機構プラスはコロナショック後の減産目標をさらに縮小する公算。

今週の米エネルギー情報局の週報で、原油在庫が5週連続の減少となる見通しであることは支援要因。需要回復に合わせて製油所稼働率が上向いている。米原油在庫の市場予想は前週比400万バレル減。


ニューヨーク金先物8月限は小幅安、金8月限終値は1777.40ドル、5.50ドル安

時間外取引では、押し目は買い拾われ、戻り歩調を維持し、1790ドルを試す場面が見られた。しかしドルが堅調に推移したことが圧迫要因となり、上げ幅を削り、前日の終値水準での推移となった。日中取引では、5月の米国の中古住宅販売が事前予想を上回るなど、米国の景気回復が示され、ドルが堅調に推移し、ドルの先高感が強く、売り優勢となった。引け直後にパウエル米連邦準備制度理事会議長の米下院での議会証言を控え、もよう眺め気分が強い展開ながらも下値堅く推移した。米10年債利回りが小幅に低下したことが下値を支えた。

引け後、ユーロドルが上昇したことで、金現物価格が一時、1780ドル台前半に上昇する場面が見られた。