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7月2日

投資被害について

ニューヨークダウ131ドル高、失業保険申請件数の減少を好感

米国株式市場は上昇

ダウ平均は131.02ドル高の34633.53ドル、ナスダックは18.43ポイント高の14522.38で取引を終了した。
週次の失業保険申請件数がパンデミックによる経済封鎖が始まった昨年3月中旬以降で最小となったため労働市場の回復期待が一段と強まり、寄り付き後、上昇。引き続き原油高も手伝い終日堅調に推移し、引けにかけて上げ幅を拡大した。

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円54銭で引けた

この日発表された先週分新規失業保険申請件数は予想以上に減少し、昨年3月中旬来で最小となったため、雇用統計での良好な結果を織り込むドル買いが優勢となった。


ニューヨーク原油先物8月限は続伸、原油8月限終値は75.23ドル、1.76ドル高

石油輸出国機構加盟国を中心とした会合が行われたなかで、8~12月にかけて段階的に日量200万バレルの増産を実施する計画が伝わったが、年後半の需要回復期待は強く、相場は一段高となった。今週、バルキンド石油輸出国機構事務局長は年後半に日量500万バレルの需要が回復する可能性があると言及したが、主要産油国は需要を埋め合わせるほどの増産を行わない見通し。

この増産計画のほか、新型コロナウイルスの変異株の流行を背景に来年にかけて再び供給過剰となるリスクがあることから、協調減産を2022年末まで維持する方針についてサウジアラビアとロシアが2国間で暫定的に合意したと伝わっている。

ただ、サウジとロシアの合意した内容についてアラブ首長国連邦が反対しており、石油輸出国機構プラスの会合は金曜日に延期となった。2日に共同閣僚監視委員会と閣僚会合が行われる。アラブ首長国連邦は他国よりも積極的な増産を望んでおり、協調減産を続けるうえでベースラインとなる生産量の引き上げを要求しているもよう。


ニューヨーク金先物8月限は小幅高、金8月限終値は1776.80ドル、5.20ドル高

米国債の利回りが上昇し、ドル高に振れたが、米雇用統計の発表を控えて買い戻されたことが下支えになった。米新規失業保険申請件数の改善で好調な内容になるとみられているが、これまでの下落で売られ過ぎ感も出ており、下げ一服となった。