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7月20日

投資被害について

ニューヨークダウ725ドル安、新型コロナ再流行による回復停滞を警戒

米国株式市場は大幅続落

ダウ平均は725.81ドル安の33962.04ドル、ナスダックは152.26ポイント安の14274.98で取引を終了した。
世界の新型コロナ流行再燃で、強い回復が損なわれるとの懸念が強まり、寄り付き後、大きく売られた。また、石油輸出国機構プラスが週末の会合で減産縮小で合意し、原油価格が下落したことも重しとなった。

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円45銭で引けた

新型コロナウイルス変異株流行が世界経済の回復を抑制するとの懸念でリスク回避の円買いや長期金利の低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後、リスク上昇に連れドル需要も強まり、下げ止まった。


ニューヨーク原油先物9月限は大幅下落、原油9月限終値は66.35ドル、5.21ドル安

石油輸出国機構プラスが減産目標をさらに縮小することで合意したことが重し。月次で日量40万バレル増産し、来月から年末までの合計で日量200万バレルほど生産量を拡大する。協力宣言の来年末までの延長でも合意しており、協調減産の枠組みを当面は維持するものの、来年9月で減産目標を解消することを目指す。

世界的に新型コロナウイルスのデルタ株が流行を拡大していることは下げに拍車をかけた。米国、英国、スペイン、イタリアなど多くの主要国でデルタ株が広がっている。これまでのようにワクチン接種の拡大で流行悪化を抑制できていない。

金融市場全体がリスク回避的な雰囲気だったことも圧迫要因。米株式市場が下落したほか、逃避通貨であるドルが強含んだ。ドルインデックスは4月以来の高値を更新。安全資産である米国債は上昇し、米長期債利回りは一時1.18%付近まで低下した。1.20%の節目を下回るのは2月以来。


ニューヨーク金先物8月限は続落、金8月限終値は1809.20ドル、5.80ドル安

新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大によるリスク回避の動きが圧迫要因になった。ただ米10年債利回りが2月以来の1.2%割れとなると、ドル安に転じ、金の押し目が買われた。