7月21日
投資被害について
ニューヨークダウ549ドル高、企業の好決算を好感
米国株式市場は大幅反発
ダウ平均は549.95ドル高の34511.99ドル、ナスダックは223.90ポイント高の14498.88で取引を終了した
昨日引け後に発表されたITサービス、IBMの決算が予想を上回るなど企業の好決算を好感し、寄り付き後、上昇。新型コロナ再流行への懸念を受けた売りが行き過ぎとの見方も浮上し、押し目買いに終日堅調に推移し引けにかけて上げ幅を拡大した。
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円84銭で引けた
新型コロナウイルス変異株の感染拡大に対する警戒感は行き過ぎとの見方から、欧米株高に連れてリスク選好の円売りが再燃。米国債相場も上下に振れ、長期金利が低下から上昇に転じるとドル買いが強まった。
ニューヨーク原油先物9月限は反発、原油9月限終値は67.20ドル、0.85ドル高
前日19日は5ドルを超える急落となったが、時間外取引から反発となった。日中取引開始後、軟化する場面があったが、9月限は65ドルの節目が支持線として意識され、買い支えられ、再度、買い優勢となった。欧米の株価の反転から打診買いムードが強まり、堅調に推移した。ただし前日の下げに対する修正高の範囲内の反発にとどまった。8月当限はこの日納会した。
9月限はアジアの時間帯の時間外取引では66ドル台で広めのもみ合いとなり、欧州の時間帯には67ドル台に乗せる場面もあった。米国の時間帯の前半は崩れて65ドル台前半まで急落。前日の安値を割り込む65.01ドルを付けた。しかしその後はV字型の切り返しとななり、この日の高値67.61ドルまで急伸。帳入れ値は67.42ドル。
なお、帳入れ後に発表された米石油協会の週報で、原油在庫が9週間ぶりに予想外に増加していたことで、帳入れ値からは崩れており、9月限は直近66.40ドル台まで下落している。
原油在庫は増加幅は少なかったものの、これまで大幅な減少が続き、今週も減少が予想されていただけに9週間ぶりに増加していたことは弱気されている。また、ドライブシーズンまっ最中のなか、ガソリン在庫が増加していたことも圧迫要因。
今夜の米エネルギー情報局の週報で同様な数値が発表されるのかどうかが注目される。
ニューヨーク金先物8月限はやや反発、金8月限終値は1811.40ドル、2.20ドル高
米株価が反発し、リスク回避の動きが一服したことを受けて堅調となった。ただ新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大で景気の先行き懸念は残っており、米国債の利回りが上昇すると、利食い売りなどが出て上げ一服となった。