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8月3日

投資被害について

ニューヨークダウ97ドル安、変異ウイルスや景気減速を警戒

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は97.31ドル安の34838.16ドル、ナスダックは8.39ポイント高の14681.07で取引を終了した。
インフラ包括案を巡り上院が可決に向けて前進したため、インフラ計画が回復ペースをさらに後押しするとの期待に寄り付き後、大きく買われた。ダウは日中取引で、史上最高値を更新。その後、供給管理協会が発表した7月の製造業景況指数が予想外に低下したほか、新型コロナウイルス変異株流行拡大を警戒し長期金利が再び2月来の水準に低下すると、景気減速懸念から売りに拍車がかかり、下落に転じた。引けにかけては、ウォーラー米連邦準備制度理事会理事が労働市場の動向次第で9月にも緩和縮小を発表する可能性を示唆すると下げ幅を拡大した。

2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円32銭で引けた

この日発表された7月米供給管理協会製造業景況指数は予想外に2カ月連続で低下し、長期金利の低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後、ウォーラー米連邦準備制度理事会理事 が労働市場の回復次第で9月までに緩和縮小をを発表する準備が整う可能性に言及したため、ドルは下げ止まった。


ニューヨーク原油先物9月限は大幅安、原油9月限終値は71.26ドル、2.69ドル安

世界的に新型コロナウイルスのデルタ株が流行していることが相場を圧迫した。世界最大級の石油消費国である米国だけでなく、中国でも感染が拡大する兆候がある。7月の中国・財新製造業購買担当者景気指数や同月の米供給管理協会製造業景気指数が低下したことも圧迫要因。供給管理協会指数は引き続き高水準だが、企業もデルタ株の感染拡大を警戒している可能性がある。

米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長はデルタ株が流行し、感染状況がさらに悪化しても封鎖措置が再導入されることはないとの認識を示している。冬場にかけての警戒感は今のところ限定的。ただ、副作用を警戒してワクチン接種を回避し、感染リスクから就業を回避している失業者の慎重姿勢についてカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が指摘しており、雇用回復の足踏みが意識されている。

イラン核合意の修復協議の再開見通しが立っていないなかで、イスラエル企業のタンカーがオマーン沖で攻撃を受けたことは支援要因。イラン核合意を再建しようとしている米国はこの攻撃についてイランによるものであるとの認識を示している。核合意の修復協議が妥結しないことには米国はイランに対する原油制裁を解除しない見通し。


ニューヨーク金先物12月限は小幅高、金12月限終値は1822.20ドル、5.00ドル高

予想以下の米供給管理協会製造業景気指数や米国債の利回り低下が支援要因になった。ただ米雇用統計の発表を控えるなか、米金融当局者のタカ派発言に対する警戒感が残っており、上値は限られた。