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8月18日

投資被害について

ニューヨークダウ282ドル安、消費の減速を警戒

米国株式市場は下落

ダウ平均は282.12ドル安の35343.28ドル、ナスダックは137.58ポイント安の14656.18で取引を終了した。
7月小売売上高が予想以上に落ち込んだため、寄り付き後、下落。ダウは史上最高値付近からの利益確定売りに加えて、国内の新型コロナ感染による入院患者の急増を警戒した売りも根強く、下げ幅を拡大した。連邦準備制度理事会による早期緩和縮小観測も売り材料となり、終日軟調に推移。

17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円59銭で引けた

7月の米小売売上高は予想以上に減少したほか、米8月全米住宅建設業者協会住宅市場指数は予想外に低下したため、ドル売りが強まった。その後、地政学的リスクの上昇でドル需要が強まったほか、量的緩和策の早期縮小を織り込むドル買いが優勢となった。


ニューヨーク原油先物9月限は続落、原油9月限終値は66.59ドル、0.70ドル安

新型コロナウイルスのデルタ株が世界的に流行していることが引き続き相場を圧迫した。日本では緊急事態宣言が延長されたほか、タイ、マレーシア、フィリピンでは流行悪化が止まらず、アジアの景気見通しは依然として不透明。ニュージーランドではオークランドで一人の感染者が見つかったことから全土で都市封鎖が始まった。世界最大の石油消費国である米国でも感染拡大が止まらない。

今週の米週間石油在庫統計で、原油在庫の減少が続くと見通されていることは支援要因。デルタ株の流行は止まらないが、米国の需要は引き続き上向きで、在庫がさらに引き締まっていくと期待されている。ただ、米エネルギー情報局の週報で7月以降の石油製品需要は伸び悩み。

米国の増産要請に対して、石油輸出国機構プラスが応じない見通しであることは支援要因。石油輸出国機構プラスはすでに増産を決定しており、追加の生産量拡大は必要ないとみられている。


ニューヨーク金先物12月限は小幅安、金12月限終値は1787.80ドル、2.00ドル安

18日に先月27から28日に開催された米連邦公開市場委員会議事録の公表を控えており、買い戻す動きが下値の堅さを示す一因になったもよう。