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9月3日

投資被害について

ニューヨークダウ131ドル高、雇用回復に期待

米国株式市場は上昇

ダウ平均は131.29ドル高の35443.82ドル、ナスダックは21.80ポイント高の15331.18で取引を終了した。
新規失業保険申請件数がパンデミック以降で最小となったため雇用回復への期待感から寄り付き後、上昇。原油高を受けてエネルギー関連が堅調でさらに、小売りも強く、ダウは終日堅調に推移した。ハイテクも引き続き強く、ナスダック総合指数は連日史上最高値を更新し終了。

2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円94銭で引けた

週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、パンデミック以降で最小となったためドル買いが優勢となった。その後、8月雇用統計で新型コロナウイルス変異株リスクにより、雇用の伸びが予想程拡大しないとの懸念や第3四半期の成長減速予想を受けてドル売りが再燃した。


ニューヨーク原油先物10月限は堅調推移、原油10月限終値は69.99ドル、1.40ドル高

大型ハリケーン「アイダ」が米ルイジアナ州を通過した後、米メキシコ湾岸の海上油田の生産や、米ルイジアナ州の製油所の稼働再開が遅れていることが相場を押し上げた。ハリケーンに備えて退避した人員を海上油田のプラットフォームに戻す必要があるものの、ヘリコプターへの給油が十分に出来ておらず、日量150万バレルの海上での生産が止まったままである。

陸上で電力供給の再開も遅れており、水浸しになった石油備蓄施設から燃料の供給を受けることが依然として困難であるという。ヘリコプターによる人員輸送を手掛ける各社は「アイダ」による被災を想定して事前にヘリをテキサス州へと移したが、「アイダ」によって米ルイジアナ州ガリアーノやホーマのヘリポートの着陸パッドが被害を受けており、ヘリコプターそのものの配備にも手間取っているもよう。

新型コロナウイルスの変異株が流行しているなかでも、経済活動の正常化が続くと期待されていることは支援要因。米新規失業保険申請件数は低下傾向にあり、人員不足が解消に向かい、労働市場の正常化が続くとみられている。


ニューヨーク金先物12月限は弱含み、金12月限終値は1811.50ドル、4.50ドル安

ドル安となったが、8月の米雇用統計を控え、ポジション調整の売りが出たことが圧迫要因になった。全米雇用報告が事前予想を下回ったことから、米雇用統計も弱い内容になるとの見方が出ている。ただ米連邦準備制度理事会の年内の量的緩和の縮小見通しに変わりがなければ金の上値を抑える要因になりそうだ。