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9月8日

投資被害について

ニューヨークダウ269ドル安、景気回復の減速を警戒

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は269.09ドル安の35100.00ドル、ナスダックは10.81ポイント高の15374.33で取引を終了した。
先週発表された8月雇用統計が予想を大幅に下回ったことを受けて、景気回復ペース減速が警戒され、寄り付き後、下落した。新型コロナウイルスのデルタ株による経済への影響や財政支援の終了でエコノミストが成長予測を引き下げたことも手伝い、ダウは終日軟調に推移。一方で、ハイテク株の買いは続き、ナスダック総合指数は連日史上最高値を更新し終了した。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円30銭で引けた

今週行われる米国債入札に絡んだ債券売りが観測されたことや、良好な中国の貿易関連指標を受けて世界経済の持続的な回復への期待が浮上し、米長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。


ニューヨーク原油先物10月限は続落、原油10月限終値は68.35ドル、0.94ドル安

世界的に新型コロナウイルスの流行が続いており、アジア圏で感染が広がっていることが重しとなった。マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナムなど新興国では流行悪化が止まらない。サウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラムコはアジア向けの公式販売価格の引き下げを発表した。

ただ、ハリケーン「アイダ」による被害が甚大だったことから、米国の海上油田の生産量があまり回復していないことは相場を下支えした。 米内務省安全環境執行局によると、7日時点で米メキシコ湾の生産量の77%に相当する日量144万バレルの生産が止まったままである。

8月の中国貿易統計で、原油輸入量が日量ベースで前月比8%増となったことも支援要因。ロイター通信の算定によると8月は日量1049万バレルと、7月の971万バレルを上回った。ただ、中国の原油輸入量は伸び悩んでおり、過去最高水準を塗り替える動きは一巡している。


ニューヨーク金先物12月限は反落、金12月限終値は1798.50ドル、35.20ドル安

時間外取引から売り優勢となった。3日は弱気の8月の米雇用統計を背景に大幅高で引けた。しかし、7日は午後のアジア時間から売り優勢。欧州時間に入り、米長期金利の上昇、ドル高から一段安となり、20ドルを超える下落となった。日中取引では、序盤こそ下げ渋る動きだったが、前半の取引で売りが膨らみ、1800ドル割れまで軟化となった。早期の量的緩和の縮小が蒸し返され、米長期金利が上昇し、ニューヨークダウが続落となると、リスク回避の売りが増えた。投機的な新規売りも加わったような商状となり、3日の上げ幅を上回る下落となった。後半から終盤の戻りは鈍く、1800ドル割れで引けた。