9月22日
投資被害について
ニューヨークダウ50ドル安、米連邦公開市場委員会結果待ちで慎重
米国株式市場はまちまち
ダウ平均は50.63ドル安の33919.84ドル、ナスダックは32.50ポイント高の14746.40で取引を終了した。
中国の不動産開発会社の危機は制御可能で、世界市場への影響は限定的にとどまるとの思惑が強まり、寄り付き後、上昇。ただ、中国経済の回復鈍化懸念や、連邦準備制度理事会が連邦公開市場委員会を開催中で警戒感が拭えず、ダウは買いが続かず下落に転じた。ハイテク株は押し目買い意欲も強く、ナスダック総合指数は上昇。
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円21銭で引けた
米国の8月住宅着工件数は市場予想を上回り、ドル買いが一時優勢となったが、株式相場の失速でリスク回避の円買いが再燃。
ニューヨーク原油先物11月限は小幅高、原油11月限終値は70.49ドル、0.35ドル高
中国の不動産開発大手・恒大集団の債務不履行リスクを背景とした売りが一巡し、買い戻しが優勢だった。ただ、恒大集団の存続は不透明で主要な米株価指数は高安まちまちで引けており、楽観的な雰囲気ではなかった。
ナイジェリアやアンゴラ、カザフスタンなど一部の石油輸出国機構プラスのメンバーが十分に増産出来ていないと伝わったことは支援要因。再生可能エネルギーへの投資拡大ブームのなかで、化石燃料への投資が抑制されていることが供給拡大を妨げているという。バルキンド石油輸出国機構事務局長は投資の流れが移り変わっていることによる石油価格が押し上げられていることについて、変遷プレミアムであると指摘している。
ただ、米連邦公開市場委員会が注目されているなかで模様眺めムードが強く、方向感は限定的だった。中心限月は前日終値を挟んで上下した。米連邦準備制度理事会がコロナショック後の金融緩和策の巻き戻しを始めようとしており、米連邦公開市場委員会に対する関心が高まっている。
ニューヨーク金先物12月限は小幅高、金12月限終値は1778.20ドル、14.40ドル高
中国の不動産開発大手、恒大集団の債務不履行に対する懸念が出たが、米株価が時間外取引で反発し、リスク回避の動きが一服した。一方、米連邦公開市場委員会が始まり、量的緩和の縮小の行方に関心が集まるなか、ポジション調整で買い戻されて堅調となった。