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10月7日

投資被害について

ニューヨークダウ102ドル高、債務上限問題の解決に期待

ダウ平均は102.32ドル高の34416.99ドル、ナスダックは68.08ポイント高の14501.91で取引を終了した。
インフレ懸念や債務不履行への警戒感に寄り付き後、下落。金融アナリストによる企業の見通し引き下げが相次いだことも失望感に繋がり、下げ幅を拡大した。膠着状態だった債務上限協議において、共和党が妥協案を提示したとの報道で警戒感が後退し、引けにかけて、上昇に転じた。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円42銭で引けた

債務上限の引き上げの目処がたたず、米国の債務不履行を懸念したリスク回避の円買いや長期金利の低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、債務上限引き上げで共和党が妥協案を提示したとの報道で、ドルの買い戻しが優勢となった。


ニューヨーク原油先物11月限は反落、原油11月限終値は77.43ドル、1.50ドル安

米エネルギー情報局が発表した週報で原油在庫が増加したことが重しとなった。増加は2週連続。ハリケーン後の製油所稼働率の回復が続いている一方で、原油生産量も日量1130万バレルまで回復し、在庫を押し上げた。原油の輸入量が日量703万5000バレルとやや上振れしていることも在庫増の背景。石油製品需要は日量2152万6000バレルと引き続き高水準を維持。

割高な天然ガスから石油へ工業用の需要が置き換わると見られていたなかで、欧州やニューヨーク市場で急騰していた天然ガス相場が上げ一服となったことは原油に利益確定の売りを誘った。ニューヨーク市場で天然ガスは10%程度急落した。

米エネルギー省のジェニファー・グランホルム長官はエネルギー高の抑制を目指した戦略石油備蓄の放出や、原油輸出の停止の可能性に言及している。英フィナンシャル・タイムズが伝えた。戦略石油備蓄は6億バレル超の原油を備蓄している。


ニューヨーク金先物12月限は下げ渋り、金12月限終値は1761.80ドル、0.90ドル高

インフレ懸念を受けて米国債の利回りが上昇していたが、この日は原油安などを背景に低下し、金の押し目が買われた。一方、米債務上限引き上げ問題の協議進展を受けてリスク回避の動きが一服したことも下支え要因になった。