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11月4日

投資被害について

ニューヨークダウ104ドル高、連邦公開市場委員会早期利上げ示唆せず連日で史上最高値更新

米国株式市場は続伸

ダウ平均は104.95ドル高の36157.58ドル、ナスダックは161.99ポイント高の15811.59で取引を終了した。
連邦公開市場委員会の結果発表を控えて警戒感から、寄り付き後、下落した。その後、10月ADP雇用統計が予想を上回る伸びとなったほか、10月供給管理協会非製造業景況指数が過去最高を記録するなど良好な経済指標を受けて下げ止まった。さらに、連邦準備制度理事会が連邦公開市場委員会で市場の予想通り政策金利を据え置き、資産購入の縮小開始計画を発表も早期の利上げを示唆しなかったため安心感が広がり買いが再燃。引けにかけて上昇に転じ、主要株式指数は連日で史上最高値を更新して終了した。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円01銭で引けた

米10月ADP雇用統計が予想を上回る伸びとなったほか、10月米供給管理協会非製造業景況指数が予想以上に上昇し、過去最高を記録すると長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、米連邦準備制度理事会が連邦公開市場委員会で市場の予想通り政策金利を据え置き、資産購入策の縮小開始を発表。ただ、パウエル議長が今は利上げの時期ではないとしたため、早期の利上げ観測は後退。最近の高インフレも一過性の要因によるものと再表明し、来年の第2、3四半期にインフレは弱まるとの見方を示すなど、警戒されたほどタカ派に傾斜しなかっため、ドルの上値は限定的となった。


ニューヨーク原油先物12月限は大幅下落、原油12月限終値は80.86ドル、3.05ドル安

米エネルギー情報局の週報で原油在庫の増加が続いたことが利益確定の売りを促した。先月で取り崩しが一巡した後、原油在庫は8月以来の水準まで戻している。定期改修で製油所への原油投入量が高まっていないことや、停滞する米原油生産量が日量1150万バレルと上向く兆候があることが原油在庫を押し上げた。ただ、製油所稼働率は2週連続で上昇し86.3%で推移。

米エネルギー情報局週報で石油製品需要が日量1999万7000バレルと、2週連続で節目の同2000万バレルを下回ったことも重し。小売価格の上昇が需要を圧迫している可能性が意識された。ただ、需要全体の約半分を占めるガソリン消費は4週間移動平均で日量941万2000バレルと、コロナショック前と比較しても遜色ない水準で推移。

石油輸出国機構プラスの閣僚会合を4日に控え、調整売りが入ったことも圧迫要因。米国など消費国から石油輸出国機構プラスに対する批判が高まっており、追加増産が意識されている。


ニューヨーク金先物12月限は続落、金12月限終値は1763.90ドル、25.50ドル安

全米雇用報告や米供給管理協会非製造業景気指数、米製造業新規受注が好調な内容となり、ドル高に振れたことが圧迫要因になった。一方、米連邦公開市場委員会で量的緩和の縮小開始が発表された。月額150憶ドルの購入が縮小される。パウエル米連邦準備制度理事会議長は、大幅なインフレ上昇のリスクは認識する必要としたが、利上げに忍耐強くいられると述べた。