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11月5日

投資被害について

ニューヨークダウ33ドル安、利益確定売りにおされる

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は33.35ドル安の36124.23ドル、ナスダックは128.73ポイント高の15940.31で取引を終了した。
7-9月期の非農業部門労働生産性速報値が40年来の低水準に落ち込み景気回復への警戒感に、寄り付き後、下落した。史上最高値付近からは利益確定の売り意欲も強く、ダウは終日軟調に推移。金利の低下でハイテク株は高く、ナスダック総合指数は上昇し連日で史上最高値を更新し引けた。

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円76銭で引けた

週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことを好感してドル買いが強まったのち、7-9月期の非農業部門労働生産性速報値が40年来の低水準となったほか、貿易赤字の拡大で第3四半期国内総生産成長がさらに下方修正されるとの懸念が広がり、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物12月限は大幅続落、原油12月限終値は78.81ドル、2.05ドル安

注目された石油輸出国機構プラスの閣僚会合では、12月の増産幅がこれまでと同様の日量40万バレルに据え置かれ、前日に下げた原油相場は急速に戻す場面があった。米国などが原油高に対する不満を口にしているものの、石油輸出国機構プラスが消費国の要請を拒絶したことから、年内は供給不足が継続するとの観測が高まった。

世界的に新型コロナウイルスが根強く流行していることが石油輸出国機構プラスが追加増産を見送った背景。ロシアのノバク副首相によると10月の欧州の需要が減少した兆候があるという。また、石油輸出国機構プラスの関係筋は米国に十分な増産余力があることを指摘している。コロナショックを経て原油相場は高騰しているものの、米国の生産量は停滞している。

ただ、中東の衛生テレビ局であるアルアラビーヤがサウジアラビアの生産量が12月には節目の日量1000万バレルに達すると報道した後は流れが一変し、中心限月はマイナス圏に沈んだ。追加増産をせず、これまでの増産ペースを維持するだけでサウジの生産量は12月に日量1000万バレルに達するが、ごく短期的な流れは弱気に傾いた。9月のサウジの生産量は日量967万8000バレル。


ニューヨーク金先物12月限は反発、金12月限終値は1793.50ドル、29.60ドル高

前日の米連邦公開市場委員会で量的緩和の縮小開始が発表されたが、利上げは急がないとの見方が示されたことや、英中銀の金利据え置きが支援要因になった。インフレ懸念が残るが、米国債の利回りが低下し、金の支援要因になった。