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12月2日

投資被害について

ニューヨークダウ461ドル安、国内オミクロン感染確認で投資家心理悪化

米国株式市場は続落

ダウ平均は461.68ドル安の34022.04ドル、ナスダックは283.64ポイント安の15254.05で取引を終了した。
世界保健機関の主任科学者が新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」について、ワクチンで重症化を防げる公算大との考えを示したため不安が緩和し、寄り付き後上昇。その後、連邦準備制度理事会のパウエル議長が下院金融サービス委での証言で量的緩和縮小を早める可能性を再表明し上げ幅を縮小した。引けにかけに、疾病管理予防センターが国内初のオミクロン株感染を確認したと発表、投資家心理が悪化し大きく下落に転じた。

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円79銭で引けた

経済協力開発機構による世界経済成長率の引き下げを警戒したリスク回避の円買い、11月米供給管理協会製造業景況指数や製造業購買担当者景気指数改定値が予想を下回りドル売りが優勢となった。パウエル米連邦準備制度理事会議長が下院金融サービス委での証言で量的緩和縮小の早期終了を再度示唆したため、ドル売りが後退。しかし、アメリカ疾病管理予防センターが米国内で初のオミクロン変異株感染確認を発表したため、ドル売りが再燃した。


ニューヨーク原油先物1月限は続落、原油1月限終値は65.57ドル、0.61ドル安

新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株が世界中に広がっていることが重しとなった。米国内でもカリフォルニア州で見つかっており、米国への人流だけでなく、その他の経済活動の制限が強化される可能性がある。

米エネルギー情報局の週報で、原油生産量が日量1160万バレルまで増加し、新型コロナウイルスがパンデミックした後の最高水準を更新したことは重し。石油製品需要は日量2000万バレルの節目を上回って堅調に推移しているが、季節的にガソリン需要が弱含みつつある。オミクロン株の流入を防ぐための水際対策で、回復してきたジェット燃料需要は伸び悩む公算。

石油輸出国機構プラスが来年1-3月期の供給過剰が拡大すると見通していることも圧迫要因。ロイター通信が入手した内部文章によると、1月は日量200万バレル、2月は同340万バレル、3月は同380万バレルと供給過剰の規模が増加すると想定されている。石油輸出国機構プラスは2日に閣僚会合を行い、増産を続けるかどうか判断する。


ニューヨーク金先物2月限は小幅高、金2月限終値は1784.30ドル、7.80ドル高

前日にパウエル米連邦準備制度理事会議長のタカ派の見方を受けて急落したことに対する修正局面となった。ただ同議長はこの日も高インフレの持続リスクを指摘しており、買い戻し一巡後の上値は限られた。