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2月4日

投資被害について

ニューヨークダウ518ドル安、雇用統計を警戒

米国株式市場は反落

ダウ平均は518.17ドル安の35111.16ドル、ナスダックは538.73ポイント安の13878.82で取引を終了した。
ソーシャル・ネット・ワーキング・プラットフォーム、フェイスブックを運営するメタの低調な決算に加えて、オミクロンの影響を受けた1月雇用統計の悪化を警戒し、寄り付き後、下落。主要企業決算の強弱混合の結果や金利の上昇を受け投資家心理がさらに悪化し、引けにかけて下げ幅を拡大した。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円99銭で引けた

米10-12月期非農業部門労働生産性速報値や1月米供給管理協会非製造業景況指数が予想を上回ったほか米先週分新規失業保険申請件数も予想以上に前回から減少したため金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。英国中銀の利上げや欧州中央銀行のタカ派姿勢も米国の金利上昇を支援。


ニューヨーク原油先物3月限は堅調推移、原油3月限終値は90.27ドル、2.01ドル高

ウクライナへのロシア侵攻が迫っている可能性が意識された。報道によると、ロシアがウクライナで偽旗作戦やプロパガンダの映像を準備していると伝わった。偽旗作戦は攻撃を受けたように偽装し、武力衝突を誘発する行為。欧州北部の製油所への大規模なサイバー攻撃についての報道もあって緊迫感が一気に高まっている。

民主党のペロシ米下院議長はウクライナ情勢について極度に緊迫しているとし、対ロシア制裁法案を早急に準備する必要があるとの認識を示した。共和党のマルコ・ルビオ米上院議員はロシアがウクライナへ侵攻することを確信していると語った。このほか、米政府によるとロシアが偽装攻撃の利用を計画しており、ウクライナへの侵攻を正当化しようとしているという。

ウクライナには多数のパイプラインが通過しており、武力衝突が始まった場合には供給の混乱が避けられないとみられている。ロシアは世界最大級のエネルギー供給国であり、衝突が始まった後、これまでどおりに供給が履行されるのか不明。


ニューヨーク金先物4月限は弱含み、金4月限終値は1804.10ドル、6.20ドル安

英中銀の利上げなどを受けて米国債の利回りが上昇し、金の圧迫要因になった。ただラガルド欧州中央銀行総裁のインフレ警戒感を受けてタカ派転換が鮮明になると、ユーロ高に振れ、金は安値から戻した。