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2月8日

投資被害について

ニューヨークダウ1ドル高、地政学的リスクが重し

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は1.39ドル高の35091.13ドル、ナスダックは82.34ポイント安の14015.67で取引を終了した。
金利の上昇やウクライナ情勢を警戒し、寄り付き後、下落。同時に、中国のPMIサービス業が予想を上回るなど、連休明けの同国市場が堅調で、世界経済への回復期待も根強くダウは上昇に転じたが、ハイテクの売りが上値を抑制した。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円10銭で引けた

今週に消費者物価指数の発表を控え、米金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。


ニューヨーク原油先物3月限は反落、原油3月限終値は91.32ドル、0.99ドル安

これまで間接的に行われてきたイラン核合意再建協議について、イランと米国が直接的に交渉を開始し新たな合意へと近づく可能性が意識された。

米国はイランの核開発を制限するため、制裁の免除を一部復活させた。これにより欧州やロシアなどの企業が核燃料の搬出業務を行い、核不拡散に第三者を関与させることが可能となる。イランは制裁解除を条件に、米国と直接対話を行うと提案している。米国は再建協議が成し遂げられるまで、石油を含む全般的なイラン制裁を解除しないとみられているが、解除された場合にはイラン産の原油の供給が正常化する見通し。

ウクライナ情勢の緊迫感が高止まりしていることは支援要因。米国など西側諸国はロシアの侵攻が近いと身構えている。欧州はロシアからのエネルギー供給が下振れした場合の代替案を模索している。ただ、ウクライナのパイプラインが遮断された場合、天然ガス相場などが高騰するのは避けられない見通し。


ニューヨーク金先物4月限は強含み、金4月限終値は1821.80ドル、14.00ドル高

インフレ懸念に加え、ウクライナ情勢の緊迫化を受けて堅調となった。北大西洋条約機構は防衛強化に向け東欧での長期的な体制を検討していると明らかにした。ただフランスのマクロン大統領は、ロシアのプーチン大統領と会談し、戦争回避と信頼構築の意向を伝えた。