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2月10日

投資被害について

ニューヨークダウ305ドル高、景気回復期待

米国株式市場は続伸

ダウ平均は305.28ドル高の35768.06ドル、ナスダックは295.92ポイント高の14490.38で取引を終了した。
ニューヨーク州が室内でのマスク着用義務化を撤廃、英国でもコロナ規制全廃を計画しているなど、世界経済の回復期待に寄り付き後、上昇。また、アトランタ連銀のボスティック総裁がインフレが今後鈍化する見通しを示すなど、インフレを巡る楽観的な見方も支援し、終日堅調に推移した。金利も低下したため、ハイテクも上昇。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円54銭で引けた

1月米消費者物価指数への警戒感に加え、12月卸売在庫改定値の伸びが速報値から予想外に上方修正されたほか、メスター・クリーブランド連銀総裁やボスティック米アトランタ連銀も年内数回の利上げを支持する方針を示したためドル買いが優勢となった。


ニューヨーク原油先物3月限はやや反発、原油3月限終値は89.66ドル、0.30ドル高

米エネルギー情報局が発表した週報で原油や石油製品の在庫が取り崩されたことが相場を押し上げた。戦略石油備蓄を除く米国の原油と製品在庫の合計は11億7084万9000バレルまで減少し、2015年3月以来の低水準を更新した。昨年末からやや低下していた製油所稼働率が88.2%まで上向いたことが原油在庫の減少につながった。

米エネルギー情報局週報で石油製品需要の4週間移動平均は日量2190万6000バレルと、1990年の統計以来の最高水準を塗り替えた。需要期を控えたガソリン在庫の増加は一服している。小売価格の上昇基調は続いているものの、ガソリン需要が日量912万6000バレルまで急増した。

イラン核合意再建が妥結に向かっているとみられていることは上値を抑えた。今週は8日からウィーンで協議が再開されており、米国とイランの残された溝が埋まるかどうか注目されている。


ニューヨーク金先物4月限は小幅続伸、金4月限終値は1836.60ドル、8.70ドル高

ウクライナ情勢の緊迫化やインフレ懸念が支援要因になった。欧米とロシアの協議が続いているが、ロシアのプーチン大統領の強気姿勢に変わりはない。一方、10日発表の1月の米消費者物価指数が事前予想の前年同月比7.3%上昇を上回るようなら、3月の米連邦公開市場委員会で0.5%利上げが検討されるとの見方が出た。大幅利上げはリスクが高いとみられている。