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3月15日

投資被害について

ニューヨークダウ1ドル高、中国の経済封鎖を警戒

米国株式市場はまちまち

ダウ平均は1.05ドル高の32945.24ドル、ナスダックは262.59ポイント安の12581.22で取引を終了した。
ロシアとウクライナの第4回目の停戦交渉を控え、期待感に寄り付き後、上昇。しかし、交渉が15日まで中断されたほか、連邦準備制度理事会による連邦公開市場委員会での利上げを警戒し、下落に転じた。中国の一部地域が新型コロナ流行拡大で経済封鎖されたため世界経済の鈍化懸念も再燃し、さらなる売り圧力となった。引けにかけ、金融などの上昇が支えとなり、ダウはプラス圏を回復。金利の上昇を嫌気したハイテク株の売りは続き、ナスダックは終日軟調となった。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、118円15銭で引けた

今週開催される連邦公開市場委員会を控え、日米金利差拡大を織り込むドル買い・円売りが優勢となった。


ニューヨーク原油先物4月限は反落、原油4月限終値は103.01ドル、6.32ドル安

ウクライナ危機が一巡した後の利益確定の売りが続いた。西側とロシアによる制裁と報復制裁がほぼ出尽くしたとみられているほか、ウクライナとロシアの停戦協議の前進が期待されている。

中国で新型コロナウイルスのオミクロン株が流行し、広東省深センなどで外出制限が強化されていることは需要見通しを不透明にしている。中国は世界最大の原油輸入国。中国はゼロコロナ政策を維持しており、今後も感染拡大に対して都市封鎖が行われる見通し。

インドは値下がりしているロシアの原油やコモディティなどを引き受ける可能性があるという。ロイター通信が当局者の話として伝えている。インドの原油輸入に占めるロシアの割合は約3%程度と限定的だが、エネルギー価格の上昇抑制が急務となっており、ロシア産の原油の魅力が高まっている。ただ、米当局者はインドに対してロシアとできる限り距離をとるように要請している。


ニューヨーク金先物4月限は続落、金4月限終値は1960.80ドル、24.20ドル安

ウクライナの停戦交渉に対する期待感が圧迫要因になった。ロシアとウクライナの当局者らは13日、停戦交渉で進展があり、数日内に成果が出る可能性を示した。ただウクライナ側交渉団のポドリャク大統領顧問はこの日の協議が中断され、15日に継続されると明らかにした。停戦期待を受けてニューヨーク原油が急落し、一時100ドルの節目を割り込んだ。