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3月16日

投資被害について

ニューヨークダウ599ドル高、原油価格の下落で回復期待が再燃

米国株式市場は上昇

ダウ平均は599.10ドル高の33544.10ドル、ナスダックは367.40ポイント高の12948.62で取引を終了した。
連邦準備制度理事会の連邦公開市場委員会開催を控え発表された2月生産者物価指数が予想を下回る伸びにとどまり、インフレがピークを付けた可能性が示唆されたため急激な利上げへの警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。ロシアのプーチン大統領が攻撃を継続する強硬姿勢を示したため、一時小緩む場面もあったが、原油価格が高値から反落したため回復への安心感が広がり、終日堅調に推移。経済の正常化を期待した買いもけん引し、引けにかけて上げ幅を拡大した。

15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、118円31銭で引けた

米2月生産者物価指数が予想を下回る伸びにとどまったほか、3月ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想外のマイナスに落ち込んだため連邦準備制度理事会の利上げが緩やかなペースに留まるとの見方が強まったため金利が伸び悩み一時ドル売りが優勢となった。しかし、16日にかけて開催されている連邦公開市場委員会での米連邦準備制度理事会の利上げを織り込むドル買いも根強く、底堅い展開となった。


ニューヨーク原油先物4月限は続落、原油4月限終値は96.44ドル、6.57ドル安

中国で新型コロナウイルスのオミクロン株の流行が一段と拡大していることが需要見通しを悪化させた。ウクライナ危機を背景とした暴騰相場が一巡した後の暴落が続いている。

ロシアのラブロフ外相が、ウクライナ危機を背景とした西側による対ロシア制裁が、核合意の枠組みにおけるイランとの協力に影響しないことを保証する書面を受け取ったと述べたことは売りを加速させた。米国がロシアの要求を受け入れたもよう。イラン核合意再建の合意文章はほぼ完成していると伝わっていることから、妥結に至れば米国は対イラン制裁を解除し、イランの原油供給量が回復する見通し。

石油輸出国機構は月報で、供給見通しの修正を見送ったものの、数週間以内に見直して必要であれば調整するという。西側による対ロシア制裁で同国の生産量は減少する見通しだが、2022年1-3月期がわずかに調整されただけで、4-6月期以降は前回の数値と変わらず。需要見通しについてはわずかに上方修正された。


ニューヨーク金先物4月限は続落、金4月限終値は1929.70ドル、31.10ドル安

時間外取引では、5回目のウクライナ・ロシアの停戦交渉に対する期待感や原油安を受けて大幅安となり、欧州時間に入り、下げ幅を拡大の動きとなった。
日中取引では、欧州時間での軟調地合いを引き継ぎ、序盤で一段安。この日から米連邦公開市場委員会が2日間の予定で始まり、米利上げ観測からドル高が警戒されたことから売り圧力が強まった。2月の米生産者物価指数が前月比で事前予想を下回ったことでインフレ懸念からの金買いには慎重姿勢が強まるなか、手じまい売りが先行もようなり、1900ドルを意識する下落となった。1900ドルが支持線になり、中盤から下値を切り上げた。ただし戻りは限定的で30ドルを超える下落で引けた。