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3月24日

投資被害について

ニューヨークダウ448ドル安、原油高を警戒

米国株式市場は反落

ダウ平均は448.96ドル安の34358.50ドル、ナスダックは186.21ポイント安の13922.61で取引を終了した。
高インフレや利上げを懸念した売りが再燃し、寄り付き後、下落。2月の新築住宅販売件数が予想以上に減少したほか、原油高で景気への懸念も再燃し、終日軟調に推移し、引けにかけ下げ幅を拡大した。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円14銭で引けた

米2月新築住宅販売件数が予想以上に減少し米国債利回り低下に伴いドル買いが一服。株安に連れ円売りも一段落した。しかし、連邦準備制度理事会が今後、利上げぺースを加速させるとの思惑を受けたドル買い意欲も強く、再び上昇。


ニューヨーク原油先物5月限は反発、原油5月限終値は114.93ドル、5.66ドル高

対ロシア制裁でロシアからの輸出が急減しているなかで、カスピ海パイプライン・コンソーシアムを経由したカザフスタンからの日量120万バレルの原油輸出が停止したことから、供給ひっ迫感が強まった。このパイプラインはカザフスタンとロシアの黒海をつないでおり、黒海で発生した悪天候により輸出港が損傷を受けた。カスピ海パイプライン・コンソーシアムにはロシアやカザフスタンのほか、米石油大手シェブロンも出資している。

ロシアのノバク・エネルギー相によるとパイプラインは最大で2ヶ月停止する可能性がある。カスピ海パイプライン・コンソーシアムによると損傷は致命的で、海外企業は修復するための部材の輸出を停止しているという。

米エネルギー情報局が発表した週報で、原油や石油製品の在庫が減少したことも手がかり。製油所稼働率が91.1%と、昨年の需要期並みの水準まで上昇している。高値が続くなかでも石油製品需要は日量2112万4000バレルと堅調だった。戦略石油備蓄を除く原油と石油製品の合計は、11億3681万5000バレルまで減少し、2015年1月以来の低水準を更新。戦略石油備蓄も減少を続けているが、民間在庫の減少も止まらない。米原油生産量は日量1160万バレルと、前週比横ばいだった。


ニューヨーク金先物4月限は反発、金4月限終値は1937.30ドル、15.80ドル高

時間外取引では、ドルが堅調に推移が圧迫要因ながらもウクライナ情勢の一段の緊張を受け、安全資産として金を買う動きが強く、一時1930ドル台半ばまで上昇。日中取引では、ウクライナ・ロシア間の停戦交渉に進展が見られず、原油高も強材料となり、1947ドル台まで上げ幅を拡大した。高値を離れたが堅調に引けた。なおニューヨーク金の引け後、現物相場は一段高となり、1940ドル台に上昇。