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4月7日

投資被害について

ニューヨークダウ144ドル高、連邦公開市場委員会の引き締め計画を警戒

米国株式市場は続落

ダウ平均は144.67ドル安の34496.51ドル、ナスダックは315.35ポイント安の13888.82で取引を終了した。
3月開催分の連邦公開市場委員会議事録公表を控えた金利高に伴うハイテク株の下落が重しとなり、寄り付き後、下落。議事録では、保有資産縮小計画で削減ペースが明らかになり、さらに、年内数回0.5%の利上げが実施される可能性が示唆されたため、急激な引き締めで景気減速に繋がるとの懸念も強まり、一時売りが加速。同時に、想定通りの内容でほぼ織り込み済みと見られ、引けにかけては押し目買いに下げ幅を縮小した。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、123円79銭で引けた

3月開催分の連邦公開市場委員会議事録公表を控えて、連邦準備制度理事会が引き締め加速する方針を示唆するとの思惑でドル買いが続いた。議事要旨では、3月の0.5%ポイントの利上げを好む高官が多かったものの、ウクライナ情勢を受けて0.25%ポイントの利上げで合意したことが明らかになったほか、今後、1回以上0.5%ポイントの利上げを実施する可能性を示唆。また、月950億ドル規模の縮小を検討していることも明らかになったが、ほぼ想定内で、利食いのドル売りが一時優勢となった。しかし、長期金利高を受けたドル買い意欲も強く、底堅い展開となった。


ニューヨーク原油先物5月限は続落、原油5月限終値は96.23ドル、5.73ドル安

米エネルギー情報局が発表した週報で、石油製品需要が2月以降減少を続けていることが重しとなった。今回は日量1981万5000バレルと、2週連続で同2000万バレルの節目を下回った。高値が続いていることで需要が減退している。

米エネルギー情報局週報で原油生産量は日量1180万バレルまで増加。製油所稼働率は92.5%と昨年のピーク水準にほぼ到達しており、原油消費量が拡大している。戦略石油備蓄は前週比374万2000バレル減の5億6458万バレル。戦略石油備蓄を除く米国の石油在庫は11億4386万6000バレルと2週連続で増加した。

国際エネルギー機関が6000万バレルの備蓄の追加放出を決めたことは重し。米国の追加放出も含めると、合計で2億4000万バレルとなる。ただ、放出規模は世界の石油需要の約2.5日分で、原油高が沈静化するのか不透明。


ニューヨーク金先物6月限は弱含み、金6月限終値は1923.10ドル、4.40ドル安

連邦公開市場委員会議事録の公表後、現物価格は1917ドル台に下落したが、1920ドル割れは30分間程度にとどまり、1920ドル台半ばに戻してニューヨーク時間の大方の取引を終えた。