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4月12日

投資被害について

ニューヨークダウ413ドル安、金利高やインフレ指標を警戒

米国株式市場は下落

ダウ平均は413.04ドル安の34308.08ドル、ナスダックは299.04ポイント安の13411.96で取引を終了した。
消費者物価指数の発表や金融決算控え、警戒感から寄り付き後、下落。中国で新型コロナ感染拡大による都市封鎖が継続していることなどがさらなる景気やインフレ懸念に繋がり終日軟調推移となった。金利高でハイテクも売られ、引けにかけて、主要株式指数は下げ幅を拡大。

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、125円37銭で引けた

米連邦準備制度理事会による引き締め加速政策を織り込む金利高に連れてドル買いが加速。日米金利差拡大で円売りも強まった。エバンス・シカゴ連銀総裁が5月連邦公開市場委員会での50ベーシスポイントの利上げの確率がかなり高いと発言すると、米国債相場は続落。10年債利回りは2019年来の高水準に達したため、ドルの底堅い展開が続いた。


ニューヨーク原油先物5月限は反落、原油5月限終値は94.29ドル、3.97ドル安

中国で新型コロナウイルスのオミクロン株の感染爆発が止まらないことが相場を圧迫した。上海では厳格な外出制限を含めた都市封鎖が行われているものの、感染拡大が一巡する気配は今のところみられない。都市封鎖が解除される時期は不明。中国は世界最大の原油輸入国。ただ、死者数はゼロ行進を続けている。

上海の経済活動が停止し、供給網の混乱が再び強まっていることは世界的な景気見通しを悪化させ、石油の需要見通しを圧迫している。サプライチェーンの停滞で生産が滞り、インフレ高進がさらに強まる可能性が高い。

ウクライナで戦闘が始まった後の3月の段階ではロシアの石油輸出にほとんど変動がなかったほか、国際エネルギー機関加盟国が石油の追加放出で合意していることは圧迫要因。4月以降のロシアの輸出量は下振れするとみられているものの、需給ひっ迫感が強まるほど減少しているのか不透明。中国やインドが割安なロシア産原油を買い付けている可能性がある。


ニューヨーク金先物6月限は小幅続伸、金6月限終値は1948.20ドル、2.60ドル高

米連邦準備制度理事会の大幅利上げ見通しを背景とした米国債の利回り上昇に上値を抑えられたが、インフレ懸念や欧州時間からのドル安が支援要因になった。仏大統領選でのマクロン大統領優勢を受けてユーロが買われた。一方、原油は中国・上海の都市封鎖や西側諸国の備蓄在庫放出が圧迫要因になった。